　去る8月18日の気象光学現象について、私の知識だけでは十分解明できませんでしたので、ＨＰ「空の輝き」
http://homepage3.nifty.com/ueyama/sky2/sky.html#kanten
の管理人でハンドルネーム輝（かがやき）さんにご相談したところ、丁寧な解説をいただきましたので、ご紹介いたします。
　1枚目の写真が解説の中に登場する4枚目の写真で、2枚目の写真が「輝」さんの解説に添付されたものです。尚、真ん中にある光の柱は太陽柱（サンピラー）です。
「わかりやすい4枚目の写真を処理し、また、HaloSim3でシミュレーションしてみ
ました。撮影場所と時間から計算すると、太陽高度はだいたい3.5度です。写真
を強調処理するとさらにいろいろと見えてきますが、22度ハロ（内暈）以外は全
てピラミッド型氷晶によるハロと考えていいでしょう。基本的に円く見えている
ものは、ランダム配向（向きがバラバラ）のピラミッド型氷晶によるものです。
9、18、22（内暈）、25、35度があります。20度もあるかもしれません。また、
時計の１０時と２時の短針の角度に見えるのは、幻日を作る通常の氷晶と同様に
水平に浮かんでいるピラミッド型氷晶（プレート型氷晶）で起こるハロと思われ
ます。一括してプレートアークとかピラミッド氷晶による幻日などと呼ばれてい
ます。ただし実際の写真ではシミュレーションほどははっきりしていないです。
プレートアークはいろいろな場所に出るのですが、ちょっと勉強不足で固有の名
前は分かりません。それにしても、うらやましいですね。」
と、とてもうらやましがられました。この場で、改めて御礼申し上げます。
　太陽柱と５重のハロ、そしていくつかのプレートアーク（ピラミッド氷晶の幻日など）・・・とても希な現象で、私の宝物の一つになりました。