2050年冬.
横浜のとある消防署の司令室、夜.
当直の係官はモニターの音とサインに気づく、死亡が点滅している、内容を見る.
ペースメーカー停止、死亡の可能性有り.
電話を取る、「男性ペースメーカー停止、死亡の可能性有り、住所は、、、」
場所は変わる、バラックの多い汚い街を救急車が静かに走っている、背後には高層ビルが見える、空は夜だと言うのに赤茶けて光っている、(この点の説明は不要).
汚いマンションのひとつに車は停まる(ここら辺でホームレスの男性が座ったままゆっくり手を差し出し何かを求める、とかの映像).
「ここだな」、隊員の一人.
「東大か、変わった名前だな、、、」、もう一人.
玄関の前.
「東大さん、救急です、、、入りますよ」
部屋は乱雑な方が良いだろう、暗いし、カメラは入って行く.
錆びたパソコンデスク、汚いブラウン管のモニター、手あかでいっぱいのキーボード.
そのデスクに老人が顔を落としている、死んでいる様だ.
「東大さん」、隊員が声を掛けるが動かない、「死亡の様だ」
カメラはパソコンの画面を写す、ヤフチャのルーム、10代1、右側の参加者の数は2/3人しか居ない、しかしそこにはぴっちのIDも有る.
左側の本文には相変わらずデカ文字の俺は東大だ だけが目立っている.
そしてこれがラストシーン、
下のの入力欄にはエンターキーを押す前の
「ぴっち、ありがとう」の文字.
終劇.
![俺は東大だ 未来編 最終話](https://stat.ameba.jp/user_images/20140406/17/picchi1998/30/04/j/o0320024012900116717.jpg?caw=800)