知り合いの紹介で、フラダンスのドレスを縫ってほしいという話が来た。
実は昨年仕事をしている時からの話になるんだけど…
当時私は片道1時間半かけて通勤していたのだが、一度きてほしいとのことで、通勤経路ではないその店に行った。
そこは店というか、入ったら大きな丸いテーブルが置いてあって、サンプルが置いてあるというか、なんと表現していいかわからないが、気になったのは、何着もドレスがかけてある壁際。
ドレスの下にはお犬様の寝床があること。
お犬様は中型犬であること(大型犬に近いかも)
その上に平気でベロアのドレスもかけてある…
さて、仕事中にわざわざお伺いさせてもらった私に発せられた言葉。
なんとも冷たい感じ？
他の方のヘッドドレスの調整をしていたようだが、一言もなく、しばらく棒立ちで待たされた。
話を聞くと、今まで縫製をやってきた人が突然倒れて困っているとのこと。 助けてほしいとの事。
助けてもらう人の態度じゃないだろと思いつつも、断る理由もないので、手伝うことにしたが…
渡されたブラウスの縫いかけなるものは、いい加減な私が見ても吐きそうなくらい酷いものだった…
(そのあとお直しで何度も遭遇することになるのだけど…笑笑)
まず 耳がふんだんに使ってあるwww
後ろ開きは耳使用w
ギンガムチェック(綿ブロード)にテープも貼らずにファスナーがつけてある…薄い生地に重いオープンファスナーがくっついてる…(ここは見て見ぬふりをした…笑笑笑笑)
襟ぐりのつけかけのパイピングには意味不明な接着芯がついてる。
しかも接着芯は歪んでくっついてる…
引き受けなきゃよかったわ…
パイピングのつけ直しだけで5着直すのに大変だったわ〜
でね〜 後から言ってきたんだけど、手間代は雀の涙…
バカにしてる金額でしたよ〜笑笑
ズボンの裾上げやってた方が全然いい感じかな？
この時にこのかた洋裁について知らないって事に気づけばよかったのかもしれませんね〜
因みに手間代は半年経ってからくれましたけどね笑笑
仕事を辞めてから、忙しくてできなかった分ミシンにずっと向かってました。
なぜかスーツを馬鹿みたいに縫ってみたり、ブラウスも何着縫ったかwww
そんな中彼女から電話が…
忙しいから手伝ってほしいと…
断れなかった私…
人にすがるのが上手な人っていますよね？
呼びつけといて棒立ちにさせるくせにそういうのは上手なんだな〜
妹がフラダンスのインストラクターやってて、フラの教室はいくつかやっている。
発表会があると、自分の教室の生徒の衣装を作らせるから忙しいのだと…
とりあえず言われたままにドレスのサンプルを届けた。
ウエスト位置を少しあげることになり、丈を長くしなくてはならないはずなのに総丈そのままでいいとの指示…(？)
案の定出来上がりは丈が短く、あらたにフリルをつけることに…
言い訳が素敵でしたよ！「フリルが付いてないとネグリジェみたいだから結果良かったのよ〜」
自称デザイナーなのにな…
以下愚痴になりますが、あったことを書き留めておきます。
お直しのピンは脇を止めればいいと思ってるので、タックが広がってしまった。
裾上げのルイスを知らない…(ミシンでいいと思ってる)
裾上げのピン打ちを間違えてきたのに認めない！
アイロンでベロアに触ってしまい傷をつけた…(この事件私がアイロンの傷だと指摘するまでとぼけた上に、前の目立つ部分に傷があるのに気づかなかった私を影で責めていました！ 私全てトルソーに着せてチェック入れてるしー この時も裾のピン打ちテキトーにつけてきてみんな縫い直させられた…(もちろん無償で…ひどいものは前身頃変えさせられました。あ！ 傷つけられた前身頃も変えましたよ！もちろん無償で…)
たしかに私も寸法を間違えたこともあります。ウエスト98センチ バスト116の方のサイズ間違えました…
生地は無駄にしませんでしたよー
長袖のドレスなのに腕周り測ってこないでサイズが違うとか平気で言うし…
でね…
このかた人の家でやたらあさるんです！
私の作業部屋に入ってくるのはいいんですけど…
最初は糸…
ごちゃごちゃだけどそれなりに整理してあるわけ！
それをいちいち手にとって、別の糸の入ってるところに置くんです…
一応ごちゃごちゃでも、ウーリー糸とか刺繍糸とか60番とか90番とか分けて置いてあるのに！
触るなって感じ！
テーブルの上に出てる本を見るならまだしも、テーブルの棚からわざわざ引き出して勝手に本を見るし…(そして違うところに置く)
挙げ句の果ては、スチール棚の奥の方に手を突っ込んで、コンビニ袋を出してくる…
「ここにあるよ！」だって…
まるで人の家の冷蔵庫を勝手に開ける人的な？
そんな彼女は私の事を何と言ってるかって？
『うちのお針子さん』
………。
あたしゃ彼女の女中じゃないわ！
