移民政策の挫折 | 53歳 おっさん社長の日記

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このブログはもう8年ぐらい前から書いております。タイトルも入れ替えて、月に数回書いていきたいと思います。コメントは放置でしたが今後は書くようにしたいと思います。

おはようございます。

昨日は一日市場調査をしていました。

今度提案を行う会社の家具をイケアに現物を見に行ってきたりしましたが、イケアっていろんな国の人がいますね。

韓国系の方も多かったし、チャイナ、インド系、白人も多かったな。基本ハングルをあまり身近で聞かないんですが、多かったですね。

さて、今日は世界での移民政策について考えてみたいと思います。

というのは、日本は安倍総理は否定しておられますが、移民を受け入れろという声は日に日に高まったいます。

というのも、日本は少子高齢化で労働人口がこれから激減していくからといわれているのです。

その推移を見てみましょう。

我が国の労働力人口における課題 (総務省・平成26年度)


このグラフを見ると、現在7000万人以上いる労働人口が、2050年には何もしないと5000万人を割ってしまいます。その先どんどん減るというのが大きな課題だと思っている方も多いと思います。

当然ですが、労働力は国力の基盤になりますので、労働力が減れば消費がヘリ、供給力も削がれることで国力も減っていくのではないかと思われる方は沢山いらっしゃいます。

曽野綾子さんといういわゆる保守系の言論人も将来の日本を心配されて、こんな発言をされています。

曽野綾子さん「移民を受け入れ、人種で分けて居住させるべき」産経新聞で主張

ご心配はよく解りますが、僕は移民は必要ないという意見です。それよりも、少子高齢化対策を徹底的に議論して、やれることから始めるべきであると考えております。

そもそも人口が減るというのは先進国の宿痾でも有りますが、これは経済停滞や格差拡大と密接に関係があります。

良くニュースで、日本人が淡泊になっている、セックスをしなくなっているといわれ、男性の草食化が叫ばれていますが、日本は世界に冠たるエロ大帝国です。

エロに関しては、それこそ平安の御代から様々な趣向があった国ですからね。

ただ、現在の非正規雇用の方は、都内在住でも手取り20万を切っています。つまりは、金がないのです。毎日吉野屋の牛丼食っていては、それは性欲を出せと言っても難しいでしょう。

貯金もできない、明日生きていくのも不安だったら嫁をもらおうとも思わないと思いますし、そもそも今の計算高い女性がパートナーになってくれるなんて言うのは結構レアケースなんじゃないかなと思うのです。もちろん、女性も同様でまじめで普通の女性も多いと思うのですが、将来に展望がないとなかなか未来的な思考にはなりにくくなっているのかなと思いますね。

それとお母さんの高齢化も問題です。子供が保育園に通っていますが、同級生のお母さんは30代後半から40代の方もちらほら見かけますからね。20代のお母さんというのは、残念ながらほとんど見かけなくなりました。地方であればまだまだ沢山20代のお母さんがいらっしゃると思うのですが、都内では非常に少ないですね。

ともかく政府は少子高齢化をもっと前向きに前面に出して欲しいなと思っております。

しかしながら、移民に関しては様々な取り組みが世界では行われていますが、反対です。

それは、民族のアイデンティティの問題です。日本は長らく移民が以内状態が続いていました。唯一在日朝鮮・韓国系の方が移民的に存在しますが、それが現在軋轢を生んでいるわけです。

ヘイトスピーチといわれたりしますが、特定民族を排斥するというのは世界的にタブーになっている訳です。私は在日の方にも問題はあると思いますが、それでも民族を丸ごとそっくり排斥しようなんていう動きに関しては賛同できかねます。不届き者には厳罰をというのは理解はできますがね。

さらに、欧州での移民政策は軒並み失敗に終わっています。

ドイツのトルコ移民、フランスのアラブ系、アフリカ系のイスラム教徒の問題、北欧での銃乱射や実際のイスラム系住民との軋轢は日本ではほとんど報道されませんが、完全に社会問題になってしまっています。

そのような現実を見ずに、少子高齢化して国力が削がれるから移民を受け入れようなどという短絡的な発想は問題だなと思います。

労働力を外国から入れるという発想も僕は基本的には反対ですが、入れる制度は作って安易に帰化できないようにするべきだとお思いますね。

今現在の日本の制度は何でも良いから5年間住めば、日本に帰化する権利が生じてしまいます。つまり、不法でも何でも犯罪を犯すことなく5年間住んでいると証明できれば日本に帰化できるんですね。

帰化申請(google)

Googleで調べると沢山のサービスサイトが存在します。(主に在日韓国人向けですが。)

ということで、曽根綾子さんのご意見は結構過激だし、難しい問題的だなと思いますね。

この少子高齢化に関していえば、議員の方は皆さん問題だとおっしゃるのに法律ができない、制度が進まないのは、それを推進する団体が無いからなんだろうと思います。

本来であれば医師会などの圧力がかかるともっと早く法整備ができるんじゃないかなという気がいたしますね。年金が減るとなると高齢者団体が動くかもしれませんがね。。。

移民問題は、少子高齢化の裏表の関係なのかな?と記事を書いていて思いました。