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フォトエッセイストの日々綴り

カメラのファインダーから世界が見えます。地球や動植物の生態系が見えたり、社会にいる人々の心が見えたりします。ぼくは、そんな自然の植物や動物、そして社会の人々のこころを撮りメッセージをつけて発表してます。サポート、よろしく、お願いします!


フォトエッセイストの日々綴り


福島の真実(電子ブック)

http://youtu.be/cdYR3zPkLR4

youtubeでのCMビデオがリニューアルされました。


2ケ月にも渡る綿密な取材で福島の悲惨な心の葛藤が浮き彫りにされた。

販売サイトは http://goo.gl/ry253
福島の真実はスマホやタブレットで読む電子ブックです。

フォトエッセイスト「宇多嶋翔」渾身の力作が発表された!

政府発表やマスコミ報道とは余りにも違う福島の実情をひとりでも多くの
方々に知っていただきたくて、理解していただきたくて執筆しました。

いま、福島の子供たちを救えないと、日本中の子供たちが守れない!
ひとりでも多くの方々に福島を理解していただき、福島の心を受け入れて欲しい。
日本人ができなくて、だれができるのでしょうか? 

あなたの真心を福島に注いでください。
いつか10倍20倍になって、あなたの子供に返ってきます。

まずは、福島の真実を知って理解してください。
この本を読めば、理解できます。


つぎのURLからスマートフォンやiPadなどから
即座にご購入いただけます。

  福島の真実
   http://www.fujisan.co.jp/magazine/1281692621/



The Truth of Fukushima

Original Text in Japanese: Show Udajima
English Translation: Maria Dr. Magdalena
Illustration and Photo:Yuki Izutu, Isaku Fujiki,Junko Yonahara,
Kento Sakuta & Show Udajima
Published by: Studio Show (Person in charge: Show Udajima)

music Wake Up (Voice of Fukushima)

Written by Barbie Hardrock and Thomas M. Perry
Original lyrics by Show Udajima
Vocals by Barbie Hardrock
Instruments by Thomas M. Perry
band name by Rocquette
Recorded and Mixed by Thomas M. Perry
Mastered by Will Quinnell




フォトエッセイストの日々綴り



神戸旧居留地の春(フォトエッセイ電子ブック)
CMビデオがリメイクされました。
http://youtu.be/t_ljq6hR0NU



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フォトエッセイスト「宇多嶋翔」の新刊ご案内です。

http://www.fujisan.co.jp/magazine/1281683561/b/501567
上記のURLからスマートフォンやiPadなどから
即座にご購入いただけます。




「神戸旧居留地の春」

もくじ


< 西欧レトロな匂いを楽しむ町 >
< その昔はどんな風が吹いていたのだろう >
< 神戸市立博物館を中心に半径250mが旧居留地 >
< 日本人気質はたくましいな >
< 蘇る21世紀の旧居留地 >


文+写真=宇多嶋翔
出版=スタジオ翔

つぎのURLからスマートフォンやiPadなどから
即座にご購入いただけます。
http://www.fujisan.co.jp/magazine/1281683561/b/501567


各種コラボ、常時、大歓迎です。
お気軽にメールください。 love11mind@yahoo.co.jp


文章とのコラボ。写真とのコラボ。
イラストやペインティングとのコラボ。
電子ブックのデザインや制作者とのコラボなど。

コラボは挑戦です。
挑戦と冒険は人生の最大の楽しみ!



フォトエッセイストの日々綴り


雨の中の記憶





今朝は起きたときから雨が降っている。

雨もたまにはいいものだが、毎日、シトシトと降り続くと

誰しもが嫌になってくる。



そんな空から降りてくる雨の糸を見ていると

フト、気の遠くなるような昔にタイムワープした。



学生のころインドを放浪したことがある。

ヒッピーという人種が世界中からインドに集結した

歴史的奇跡の中に僕もいた。



インドが疲れたころ南の真珠、スリランカに渡った。

ここは海洋性気候でありながら熱帯雨林の気候帯でも

あったような記憶が掠める。



来る日も来る日も天から滴り落ちる雨の中に僕はいた。

首都コロンボは港もあり、飛行場から車で確か30分ほどの

距離にあったと思う。



飛行場からのバスでスコールの歓迎を受け密林を走り抜けると

空は晴れ上がりマッチ箱のような町に着いた。コロンボである。

古びているが堂々たる建築のYMCAを宿にした。



それから1週間、雨が続いている。

少し上がると町に出てパイナップルを買い食事にしていた。

確か、大きなパイナップル1個が20円25円程度だったよう

に覚えている。



ロビーから雨を見ているだけで、つぎからつぎへと人が寄って

くるので十分に暇つぶしになる。定型トークで、どこから来まし

たか? 日本は美しい国ですという輩には、「あなたは目が悪い

のかな。僕は月から来たエイリアンです。」と返事すると、一応

にキョトンと驚く顔をするので、「誰でも夜空を見上げると、

黄色く輝く大きな円形物が見えるでしょ、あれが月です!」と

大真面目な顔して答える。そして、ウフフ・・・と笑顔を作ると

気味悪がって去っていく。



中にはビリヤードで賭けをしよう・・・とか、君はラッキーだ、

凄い儲け話があるぞ、などと怪しい連中もやってくる。

アーメン。あなたは幸せですか?と宗教の勧誘にやってくるのも

いるのだからティを片手に雨を眺めるだけで退屈などしない。



その時の雨をフト思い出した・・・。



フォトエッセイストの日々綴り




昭和の春   (5)



日本の歌謡曲全盛のころ、社会は学生運動の嵐が


始動していた。アメリカのヒッピー文化から日本が


コピーしたのはスピリチュアルではなくジーンズ、


長髪、そして男女同権のような同棲生活であった。


今日とは違い、街中で社会人も参加した大規模


デモが散開されていた。




海外ではアメリカで反戦運動が激しさを極め


学校は日本以上に荒れていた。そしてキューバ


では革命が成功しカストロが政権を奪取し、参謀役


であったゲバラが革命のカリスマに祭り上げられて


いた。




日本でも海外でも管理社会が形成される最終段階


だったようで、社会の人々は学生を中心にデモクラシー


を信じ、大衆が団結すると国家は変わると熱く信じて


いた時代だと思う。




だから、今日のようにリスクだとかギャランティーだとか


数字に頼る損得勘定でなく、気持ちが満ちると気持ちに


率直に動いた。自分を信じる、他人を信じる心が活きて


いた時代だったと思う。それが昭和レトロに代表される


絆の力なんじゃないかと思う。




いま、ゴシック (gothic) というヒッピーに対比される


サブカルチャーが世界の若者の間に芽吹いている。


身も心も精神も思想も、特に先進国ほど徹底して


社会に政府に管理されているのが現状だといえる。


その現状に対する究極のレジスタンスが底辺に流れて


いる気がしてならない。それが徹底した人としての


基本的な価値観の否定と創設なのではないだろうか?


過去の常識では考えられない美意識をゴシックセンス


は持つ。




日本では、今回もまたゴシックのスピリットなどには


見向きもせず、その新規なファッションのみをコピー


している。日本の若者はゴシックとはファッションの


流行だとしか解しないものが多数である。




いずれにせよ、枯れて浮遊するような心の渇きが


昭和レトロに感じる人間としての温かさや燃える心の


充実度を求めている気がしてならない。同時に、


歪んでしまった社会展開の方向性を昭和の原点から


見直そうという精神の麗しい開放性を求めている気が


してならない。










フォトエッセイの新刊を発売しました。


http://www.fujisan.co.jp/magazine/1281683561/b/713658

「昭和の春」 上記からご購入いただけます。 



電子ブックですからiphoneやipadから即座に購入できて

そのまま読めます。ダウンロードしたデータは端末機に

蓄積されますので、いつでも、どこでもエッセイと写真集が

楽しめます。





フォトエッセイストの日々綴り







昭和の春 (4)



先日、オーム事件の最後の逃走犯がついに逮捕
された。

オーム事件が社会に及ぼす影響は数多いと思う
が、その中のひとつは暴力による国家転覆という
途方もない暴力テロを仕組んだことだ。

日本のみならず、元来、古今東西に渡り、テロで
国家が転覆され新政権が樹立された成功例は少な
い。

先日、TVでその数少ない成功例のひとつが明治
維新だという論点には賛成である。倒幕に加担し
た中で一人でも暴力テロの犠牲者を減らそうと
奔走したのが坂本龍馬であり、彼自身が暴力テロ
によって暗殺され明治政府が誕生している。

私見だが、小規模な暴力テロに留まらず、全国的
な血で血を洗う大戦争にまで波及し、最終的には
新政府が圧倒的な武力弾圧による誰もが逆らえな
い勝利制圧に至ったことが明治政府を起動したと
思う。

将来のことはわからないが、古今東西、社会の
新体制誕生には血で血を洗う大戦争が勃発し、
旧体制派が新勢力に木っ端微塵に粉砕されて
初めて新体制が誕生している。

昭和の前半は明治から引き継いだ遺産が枯渇し
行き先を見失うように暴走が止まらず世界戦争
にまで参入している。

そして敗戦を迎え、文字通りの焼け跡から見事に
復興を成し得た。その原点が昭和レトロのブーム
に隠されているように思えてならない。

昭和の名曲が誕生している頃、東京は砂漠と呼ば
れNYやLAも鉄とコンクリートのジャングルと歌わ
れた。その頃、三島由紀夫が自衛隊市ヶ谷駐屯所
で割腹自殺した。

命がけの演説に自衛隊員からは罵声と嘲笑が浴び
せられた。彼の演説で自衛隊が決起する訳もないし
彼の行動は永遠の謎だろうが、今日の日本の様を
彼は予言していた。

金満拝金主義の亡者に陥った日本がこのまま突き
進むと空中を浮遊する魂の抜け殻のようになる。

日本は敗戦の中で 歴史と思想を捨てた。
過去を捨て、根無し草のように金銭と物質の豊か
さのみを求めて突っ走ってきた。

三丁目の夕日の頃、NHKの人形劇でぴょっこり
ぴょうたん島が大流行りした。浮きじまなので
世界をさ迷っている。でも、国家なので自治権が
あるようにも思える。井の中の蛙が自己満足と
感情論で暮らす日々の様を描くものだったと記憶
するので日本を大きく皮肉ったものだったのだ
ろうか?

日本は自らの歴史と思想という魂を取り戻す
時期に差し掛かっていると思う。














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昭和の春 (3)



昭和レトロ?って、一体なんだろう?




facebookに昭和レトロというグループがある。

大勢の懐古趣味の人たちがいる。

でも、それだけではないだろう?

と、・・・昭和レトロって単なる懐古趣味だけ

じゃないと思うんだけど、だったら、一体、何

なんだろう?

と、コメントすると、いいね!ばかりが数多く

押されただけで、コメントがない。それで、

書く場所を換えた。それで、このアメブロに

書こうと決めた。



昭和レトロって、もはや一過性の懐古趣味じゃ

なんかじゃない。未来を示す原点が隠れている

と思うようになった。



由紀さおりの今日の海外での人気は只者では

ない。彼女は60年代の日本の歌謡曲が好きで

仕事抜きでレコーディングしたものをyoutubeに

流した。それがキッカケで今日のブレークを

呼んだ。




いま、様々なアーティストたちが同時代の名曲

をリメイクしている。確かに名曲揃いだと思う。

彼らは口を揃えて、日本歌謡曲の原点があると

いう。




池田内閣の所得倍増計画を終えて、第一次高度

成長期の当たりだ。食べること、住むことに、

少しは落ちづきが出てきて、それぞれが自分の

未来の生活を思い描こうとした時代で、海外の

生活、特に、アメリカの豊かな消費生活に確かな

憧れを持つようになってきた時代だ。




同時代、海外でも名曲のオンパレードだった。

POPミュージックの集大成に輝き、同時に、

ビートルズを始めとするロックンロールの新規な

音楽の開幕でもあった。



アメリカでは、この頃、ヒッピーという集団が

誕生し世界中に拡散して行った。規制の生活を

否定し、自然回帰を唱え路上生活を世界中で

始めた。










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フォトエッセイストの日々綴り


昭和レトロのブームは去るどころか、ますます人気向上である。


人気の秘密は何だろう?


確かに懐古趣味はあるだろうけど、時代はウエットを求めるよりも


ドライを求めている。だから、懐古趣味の昭和レトロはブームの


本質ではない。


アートやデザインなどのクリエイティブの分野ではむしろ大正レトロ


の方がネタの宝庫だろう。


では、昭和レトロは何が人々の心をひきつけているのだろうか?


「原点」がそこにある。未来を失いかけている現代人に語りかけて


いるのは昭和レトロにこそ未来に伸びる原点があるからだ。


三丁目の夕日に見る隙間風が吹き雨がもりる小屋のような棲家で


粗食と貧しい衣類でも、世の中は輝いていた。日々の生活が温かかった


のは、人と人の絆が家族に、親族に、地域に、職場や学域に根付いて


いたからだ。


焼け野原から人々が必死になって働いたのは、金が欲しいからではない。


不幸にも先立った人々を想えば今日一日を悔いなく燃えたかった。


今いる人々の気持ちを想えば、怠けてなどいれなかった。


人々は、そんな人と人の絆で結ばれ、そんな絆を大事に頑張った。


それが昭和の温かさなのだ。



いま、消え去っちまった絆を求めよう。


絆の復活が日本再生の原点になると思うようになった。










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