2014年年明けにブログを書いてからカムバックするのに10カ月以上を要してしまいました^^;
原因としては、おかげさまでトリミングサロンがたくさんのお客様から支持され盛況であったため、心身ともにブログにまで余力を注ぐことができない日々が続いたこと。
トリマーさん不足のため、常にトリミング室に籠り、営業が終わればインターネットの子犬販売のホームページの作業をする毎日で時間的余裕がなかったことですかね…
どれも言い訳に聞こえますが、元々あまのじゃくな人間ですのでご理解いただければ幸いですm(_ _)m
さて、10カ月ぶりにブログを書こうと思ったのは、ある大手ペットショップさんのホームページでこんな紹介ページを見たからです。全文表示しますと、おおやけの場で非難することになりますし、恐らく検索でヒットしてしまいますので、一部抜粋でご紹介しますf^^;
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「ペットショップが安全な理由-有店舗ショップの方が安全な理由」
お客様によっては、ペットショップで購入しようか、ブリーダー様から購入しようかと迷われておられる方が非常に多いです。当社はブリーディングも致しておりますが、やはりブリーディングをしていて思うのは、目に余る先天的疾患や、形成不全等の問題がある子をどうするかです。大きなヘルニアや関節の弱い子は非常に困ります。
良犬としてお客様へ紹介も出来かねますし、インターネットで販売したくなりますね(笑)。ですので、当社ではなるべく自家繁殖は控えて、欠点の無い良犬のみを仕入れております。欠点がない良犬のみを責任を持って販売しているのが有店舗ペットショップの安心な点です。
ペットショップはブリーダー様のご自宅又はオークションによる仕入れ、自社ブリーディング等により子犬・子猫を仕入れます。その際、欠点の大きな子犬・子猫はお客様にご紹介させて頂く際に、ご迷惑をおかけ致しますので仕入れません。子犬・子猫は一度の出産で数頭を出産致しますが、そのうちまったく問題の無い子は一部です。大きなヘルニアや大きなデベソ、3枚以上のオーバーや2枚以上のアンダー、10度以上の斜視、大きなペコ、口内炎、胸浅、心臓雑音、股関節パテラ又はレベル2以上の関節形成不全等の問題のある子は多数生まれてきます。ワンラブでは上記のような症状が確認された子は一切仕入れません。ペットショップとして運営致しております以上、良犬のみを連れてきております。
最近ではインターネットによるブリーダー様の直接販売や、インターネット内での販売サイトが多数ありますが、そのトラブルの件数や、詐欺的行為も社会的問題になりつつあります。ワンラブのお客様でもインターネットで購入した方は多数おられますが、半分以上の方が、欠点についての説明もなく、将来どの様な症状が出る可能性があるかも説明されていませんでした。新動物愛護法に定められた、環境省への提出義務も守られていない一般ブリーダー様が多いのも現実なのです。生き物を購入する際、直接手に取り確認する事がもっとも重要であると考えます。
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結局全文載せてしまいました(謝)
これを見て感じたことは、「要は言いようによって聞き手の受け取り方がだいぶ違ってくるな~」ということです。
私は、こうした店舗型の犬売りが嫌で、現在のブリーダー直譲方のインターネットショップを始めたわけですが、販売形態に対してのメリット、デメリットは同ホームページ内の目立つところでご紹介してお客様への理解を求めております。
結論を先に言ってしまえば、自分たちの長所だけを目立たせて短所は一切見えないように隠す行為が現在の日本のペットショップ事情をそのまま表しているようで残念に思えます。
「疾患を持った子を良犬としてお客さまへご紹介しかねますし、インターネットで販売したくなりますね(笑)」←突っ込みどころ満載すぎます。結局お客さんに売りつけるわけですし、疾患を持った子=インターネットを関連付けるところに悪意を感じます。それだけ昨今有店舗さんたちがインターネット販売に脅威を抱いている証でもあるわけですよね。。。
さらに、トラブルについてです。
ちょっと古い資料になりますが、環境省の統計によりますと、平成20年時点での日本国内の子犬販売市場を100%とすると、インターネット販売の占める割合はたったの5%ほどです。いまでは急速な伸びを鑑みても7%程度ではないでしょうか。
残りが有店舗のペットショップなわけですが、インターネット販売でのクレーム率はおおよそその中でもさらに5%程度です。
がしかし、問題なのは、子犬販売市場におけるクレーム率の10%がインターネット販売の割合だというから、どれだけ悪質業者が多いかがわかります。その点、お客様が選んだ業者によってはリスクを伴うという点は免れません‐―;
視点を変えると、、、全体の10%がインターネットということは残りの90%は有店舗でクレームが起きているわけです。
上記の説明を取ると、良質の子犬をしっかりとお客様に見せて、疾患、病気もないことも直接確認し、説明責任も果たしているのに、なぜクレームに発展するのかということです。
インターネット販売業者は個人事業主の場合がほとんどです。
有店舗に関しては法人運営は全体の25%程度、残りは個人事業主ということになります。
子犬を販売する場合は、国に認められた認定書が必要になります。いわゆる「動物取扱業登録証」というものを有している必要があるわけです。
個人事業主でインターネット販売を主流にしている事業主は、ほとんどの場合お客様対応も本人がする確率が高いものです。
しかし、法人、個人を問わず有店舗に関しては、販売業務をスタッフに任せているところがほとんどです。さて、この販売を担当しているスタッフさんたちは、この動物取扱業登録をしている人たちなのでしょうか。
一度でもブリーダーのもとで修業をしたり、出産に立ち会って、その子犬が飼い主様に引き取られるまでも一連のお世話をしたことがある人たちなのでしょうか。
お客様にお勧めしているその子犬、どんな犬舎で、どんな親から生まれてきたのか分かった上に説明をしているのでしょうか。
長くなったのでこのあたりで強引に終了をしようと思いますが、私が憤りを感じるのは、
子犬の質や疾患病気などの問題を抱える子犬を商品として販売しないというのは、商いとして当然のこととして、問題視したいのは、犬は生き物だということです。
近所のスーパーのように、もってきて置いたら終わりではなく、日々成長を続ける生き物だということです。
ブリーダーやオークションなどから良質な子犬を仕入れてくる。主張は結構です。問題山積みですが百歩譲って(本当は譲れませんが←ここ本当に大事なので)
仕入れてきた後に有店舗では子犬をどう管理しているのかということがこれからドンドン明るみに出た場合、どんな言葉でショップさんたちは切り返してくるのか。
もう少し時間のいる話かもしれませんが、そう遠くない話ではあると思います。
しっかり堅実にやっているところはどの業界、どんな職種でもあるものです。
身なりが大きくなっていくところほど、効率化が促され、より「物」して扱っているのかと思うと、やはり日本のペット事情というものに憤りを感じざるを得ない毎日です。。。
お客様が見る目を養わないといけないというのが現在の日本の事情を表しているんでしょうね・・・切ないものですカシコ
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