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二人が愛したペナン島にこれから行ってきます。

Eチケットの発行日は6月18日

父は元気でした

 

二人を思い出しながら 涙を流すかもしれません

でも、姉たちと思い切り楽しんできます

 

父が座るはずだったシートに私が座ります

窓側の席は好きじゃないけど、父が望んだ席だから

 

父が望んだ和食をオーダーします

 

4年ぶりのペナン

楽しんできます

父の急逝から3週間がたちます
昨日、最期の日に一緒だったお友達が、父が倒れた浅草に連れて行ってくださいました




相撲が終わって、国技館からタクシーで「駒形どぜう」に向かいました
大好きなどじょう鍋は全部平らげたそうです
ビールは軽く一杯程度
ごはんは全部は食べられずに残したそうです

昔話に花が咲き
楽しい時間を過ごしてお店をでました

目の前の横断歩道をわたって、ゆっくりと都営浅草駅に向かって歩いていました
お隣には、父よりおわかいお友達がいて
おしゃべりをしながら歩いていたようです

駅まであと、5mほどのところ



ここで、お隣のお友達にぶつかるように膝から崩れ落ちたそうです
そして、斜め上を向くように倒れたようです

あの日と同じように 小雨が降り続いていました

人だかりが出来て
救急車が到着して
病院に運ばれました




お友達が持って来てくださったお花とお線香を立ててきました

その場でお友達とは別れました
私たちは、父の最期に歩いた道のりをゆっくりと
おそらく父の歩調に合わせて歩いてみました

駅までは5分もかからずに

苦しかったのかな?
何をしゃべっていたんだろう?
痛くなかったよね?

と姉と確かめながら 歩いてきました

父の死を受け入れるために
乗り越える道のりでした




父が好きだった浅草の町を歩いてみました

浪曲が大好きだった父
何度も通った木馬亭

「浅草行きたいなあ」と語っていた父
「暑いから、10月になったら行ってくればいいよ」って

暑くてもとめなければよかった…

なんだか わたしも姉も後悔ばかり

母との別れはこんなに悲しくなかったのに
だめな私たちです

あんまり悲しむと父は天国で安心できないので…
乗り越えなくては



父の最後の様子を少しずつ知ることができました

その日の朝、姉と二人で買い物にいったそうです
ベルトを購入しました
たった1000円のベルト

もともとしていたベルトの上に、茶目っ気たっぷりで、新しいベルトをして、姉に見せたそうです。
姉も笑いながら、ベルトをつけた写真を撮ったそうです。

なぜか、顔は入れずに。

出がけには、小さな折りたたみの傘をもっていたので、
「大きなのにしたら?」と声をかけたら
「うん?大丈夫」っていってそのまま歩いたそうです。

三回ほど、声をかけたといっていました。
父はゆっくり、ゆっくり歩いていたそうです。

相撲に行けば、お弁当も焼き鳥も付いているのに
なぜか、おにぎりを購入したレシートがお財布に入っていました

たぶん、お弁当は家に持ってこようとおもったのでしょう。

どじょう屋でも、楽しく、昔話をしていたそうです。

そして、駅に向かって歩いている途中
膝をまげ、倒れ込んだそうです。
お隣を歩いていたお友達に寄りかかるように。

救急車がくるまでに、人だかりができ、雨のなか、ご自分が着ていたコートを脱いでかけてくださった若い女性もいたそうです。

話を聞けば、聞くほど、
父の最期の時は、決まっていたのだなと思います。

ただ、姉とわたしの喪失感は 母のときより大きく、未だに話をしながら涙がとまりません。

時間が解決してくれるのでしょうが

母が長い時間病んでいるときに、がまんをさせてしまった分を、まだ、取り戻せていないのに…

逝かせてしまった。それが悲しくて、悔しくて。

仕事を休むのは、今日まで。
今日は、役所関係を回ります。



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夏に入ってから
実家の階段がますます大変になった父は
ほぼ、毎日、私の家で過ごしていました

「いってきます」と声をかけると
「いってこいよ!」と返事をしてくれていました

冬休みのペナン島旅行の飛行機の予約、ラササヤンホテルの予約
パスポートの申請もすませていました

「今度は、さすがに、10年はいらないよね」と自分で言ったものの
最近は、毎日のように

「楽しみだ。早く行きたい」と申していました

9月12日に教会の敬老会で、88歳のお祝いをしていただき
9月17日に町会の敬老会で、みなさんとお話を楽しんでいました

9月19日に、町会のお友達と、相撲観戦に出かけました
帰りは、タクシーで私の家に戻る という言葉を姉に残して…

9月19日、ちょうど20時頃 実家に電話がはいりました
救急隊から

「路上で心臓が止まっています」と

次の電話は、病院に搬送が終わったこと
そして、心肺停止、呼吸停止、すぐに来てくださいということが告げられたそうです

駆けつけたERで父の変わり果てた姿に対面しました

一瞬だった
何も苦しくはなかった でしょう
という言葉に救われた思いです

火葬場がとれずに
父の通夜は日曜日となりました
ですから、父はこの1週間、ずっと眠った顔を私たちに見せてくれています

何事もなかったような
安らかな顔です

母と違って、急だったので、心の準備もまったくできていません
だから、1週間の時間を父が与えてくれたのでしょう

母を愛していた父
今は二人で、手をつないでいることでしょう。

88歳と言えば、長生きです。

でも、まだ、信じられません。



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「明日は、お絵描きだから。お昼はいらないよ」
「明日は当番だから、何か描く物を持って行かなくちゃ」

父は、月に2回絵画教室に通っています
ゆうべ、楽しみに準備をしていました。

なのに、先ほど起きて来て
「今日、どこか行くんだったかな?」と…

「あれ、お絵描きに行くっていっていたよ」
「ああ、そうだった。忘れてた」って

最近、こんな会話がふえてきました

物忘れが多くなっていて
とっても気になっています…

もしかしたら
父も 認知症?

88歳だから当たり前?

ふ・あ・ん 



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