ことばのくんれん
登りし山のカーテンコール
われらみな雨降る前のおつかいありさん
星の王子と薔薇の臍帯
過去と未来の交差点にて
山のもみじとお寺のもみじ
遠い昔の約束の地よ
あぜ道長くあしたへ続く
青空の奥草叢の下関連日記●藤の最期
三年ぶりの発表会の
人は獣になれぬ分際
小刻みに屋根叩く梅雨入り
時が過ぎゆく遅い夕食
歌の一つも入り込めずに
家の椿も待ち伏せており
自称弱者の「ハラ」ハラスメント(笑)
ホームの吾子を連れ去る列車
いま生涯の不連続地点
ゴミは黙って濡れているだけ
生きとし生けるものの責任
そんな始まり令和三年