仮家に来て、3ヶ月が過ぎ
自由奔放
先住達も何故か菜の花には寛大なせいか
すっかり兄妹のように
馴染んでしまった菜の花さん
菜の花はきっと先住犬達とは
トラブルを起こす心配は無いだろうと
思っています
それは
多頭で生まれ育った菜の花が
きちんと先住犬達の顔色を見て
自分の立場を見極めて
預かり当初から
行動が出来ているからだと思います
同じ多頭出身の雄三も
5年前に初めて我が家にやって来た日から
先輩犬のチョコに対しては
大きな身体で小さなチョコに甘える事はしても
決して威嚇したり唸ったりはなく
自分の存在を上と認めさせる
乱暴な行動をした事はありません
多頭の犬社会で身に付けた本能でしょう
伸び伸びし過ぎている雄三は
行動が派手で活発なので
小さなチョコはたまに手を焼いて
私の顔を見て訴る事も
対して人間社会を知らずに育った過去は
私以外の人間『家族』には警戒心が解けず
家族の動きや発した物音に
雄三は俊敏に反応を示し
吠えや威嚇行為が未だに治りません
話が菜の花から逸れてしまいましたが…
いくら菜の花が先住犬達と上手くやれても
留守番や就寝時
仮母が2階で仕事中の間は
ケージで過ごして貰っています
菜の花も仮家でのルーティンは身につけて
嫌がる事なく自ら入って行きます
でも本当はやっぱり自由が好き
仮母がリビングに居れば
やはり近くに居たい
部屋から出ようとすれば
着いて行きたいと鳴く
そしてもし
ドアや柵に隙間が有れば見逃さず
一瞬にして脱出したり侵入したり
野性的な本能が働きます
身体能力もかなりありますから
階段の昇り降りや
高いところからのジャンプもへっちゃらです
いけない!と言う事は
仮母が居ない自由時間に実行
例えば、昼休憩後
菜の花をゲージに戻すのを忘れてしまった
ある平日の夕方…
菜の花は相変わらず
隙を狙いペットシートを破り
食べてしまいます
(お留守中のケージでは布製のペットシートを使用中)
おまけに何故か柵の向こうの
キッチンに入り込んだ模様…
いったいどうやって⁇
多頭で生きる為に培われた知恵と
身体能力を甘く考えていたら
恐ろしい事になる!
飼い主がぼーっとしていたり
気を緩めたら
取り返しのつかない事になる、と心して
多頭の子達とは接しています
その反面に
屈託なく伸び伸びとして
本当に可愛らしい素顔や仕草を
見せてくれるのも
元多頭っ子
存在感と純粋さは
まるで永遠の3歳児
毎日がある意味バトル
でもそんな大変な毎日が
共に生きている証であり
飼い主としての幸せである
そして何より愛しい存在と
雄三の実母となり思うところです
なかなかの強者ですが
人に対して威嚇行為はしません
人見知りはしますけど
負ける事無く 命を守り 絆を深め
毎日を共に楽しく過ごしてくださる方との
素敵なご縁がありますようにと
祈るばかりです…
P母