ブログを書くのは2年ちょっとぶりになってしまいました😅
ブログを書こうと言う気が中々せず、私の中ですっかり忘れ去られた存在でした。
久しぶりに書こうかなと思ったのは、娘の高校でPTA会長をしていて、卒業式に来賓枠で参列し、祝辞を読むはずだったのですが、まん防発令中につき、来賓の参列が無くなったから。
祝辞も印刷された物を配布という形になったのです。
前もって、祝辞用紙に印刷して用意していたのだけど、1週間前に連絡がきて、急遽A4横書きに変更。
ところが、長めに書いてしまったので、A4には収まらず、泣く泣く文章をカット。
データで学校に送るも、それでもちょっと多くて、更に手直しとなったので、全文を読みたかった気持ちを、ブログにぶつけようかと思い、久しぶりに書いています
卒業式は3月1日に無事に終わっています。
保護者枠も一つだったので、夫に譲りました。
私は式終了後に学校へ行き、卒業式の看板前で写真だけ撮ってきました。
当日読んで、卒業生に伝えたかった。耳からの情報と目からの情報では心に沁みる度合いが違うと思うし、はたして何人の卒業生が祝辞の紙を手に取り読むのか?と言う疑問が残っています。
私の勝手な自己満足ですが、卒業生の記憶の一つとして残ってくれたら良かったのになと思っています。
そんな私の記録用に書き留めておきます。
祝辞
卒業生の皆様、ご卒業おめでとうございます。
また、保護者の皆様、今日のこの日を迎えられましたことを、心よりお祝い申し上げます。
そして、校長先生をはじめ、先生方におかれましては、私たちの大切な子供たちを、温かく、時に厳しく、根気よく導いてくださいました事を、保護者を代表して、御礼申し上げます。誠にありがとうございます。
さて、卒業生の皆様にとって、〇〇高校での三年間はどんな毎日だったでしょうか。
新型コロナウイルスの流行により、様々な行事が中止や延期、また、新たなスタイルでの開催など、今までに無い経験を積んだ三年間だったのではないでしょうか。
また、勉強、部活動、課外活動、受験などを通し、様々な人との出会いがあった事と思います。
この先の進路に於いても、様々な地域の人と出会う機会があります。その時に戸惑わないように、僭越ながら考え方の一つをお伝えしたいと思います。
皆様は「普通」と言う言葉について考えた事がありますか?
「普通」という概念は、人それぞれ違います。今、隣にいるクラスメイトも、先生も、家族でさえも、少しずつ違った「普通」だと思っている事があります。
「普通」はそれぞれ違いますが、一般的な事柄においては、十人中八人くらいは、大きく括れば同じような「普通」の考え方となります。ですが、二人くらいは全く違う「普通」の概念で生きています。
この先、自分とは違った「普通」という考え方を持った人に出会うと思いますが、その時は何で話が通じないのかと悩まずに、今日の言葉を思い出し、この人の普通って何かな?と考えてみてください。人それぞれの「普通」がある。地域、県民性、国民性など、興味を持って接すると、また違った面白味が出てくると思います。
もう一つお話しさせていただいたきます。
「成功」の対義語を辞書で引くと「失敗」と出てきます。インターネットで検索すると、成功の反対は「何もしない」「挑戦しない」と出てきます。私は後者の考え方の方が人生豊かになると思っています。
失敗はあくまでも挑戦した「結果」でしかありません。目標に向かって行動し、考えていた結果が得られなかっただけです。行動しなければ何も始まりませんし、失敗もしません。
「失敗」した結果は、経験値となり、別の方法へと進むきっかけとなります。次はどのような方法でチャレンジするか、どうしたら成功出来るのかを考える機会を得られます。答えは一つでは無いという事も学べます。
ですので、面白そうだな、やってみたいなと思うことは是非ともチャレンジし、経験値を上げ、人生を楽しんでください。
そして、人生を振り返った時に、色々と経験していて良かったなと思える、そんな人生にしていって欲しいと思っています。
卒業生の皆様にとりまして、これからが自分の夢へと向かっていく過渡期だと思います。高校で学んできた事を糧に、これまで以上に心身を鍛錬し、自分自身に磨きをかけ、未来に向けて、自分の夢を実現していってください。
その際、周りの人に対して配慮のできる、温かい心を持ち、感謝の気持ちを忘れない人になって欲しいと思います。
最後になりますが、卒業生の皆様の未来と、今後の〇〇高校が益々素晴らしく実りのあるものとなりますようお祈り申し上げ、祝辞とさせていただきます。
ご卒業、本当におめでとうございます。
令和四年三月一日
〇〇高校PTA会長 佐藤 千花
以上、長文になりましたが、記録用としてアップさせていただきます。
文面は私の伝えたい事を軸に、ネットで検索し、いいとこ取りさせていただいたきました。
高校名など伏せているので、〇〇高校としました。
読んでみたら7分くらいあったのよね
5分以内に収めようと思ったのだけど、伝えたい事があり過ぎて長くなってしまいました。
実際の文面の祝辞は三分の一ほどカットしています。
改めて文字にするとなんだか恥ずかしい気持ちになってしまったけど、書き留めておきます。
娘を含め、卒業生たちが幸さに満ちた世界でありますように。