ドイツはすっかり、クリスマスムードに入っています。

先週パリに行ったら、家にも庭にも飾りがついていなくて、ちょっと不思議でした。

 

グランプリファイナルが終わったと言うのに、今頃ロステレコム杯ですが、

この後に、いつになるか分からないけれどフィンランド杯も控えています。

 

SPでは、誰もがうなる素晴らしい出来栄えで喜んでいたのが、

FSは誰もが心配で、早く無事に終わることを願う展開になってしまいました。

 

~それではSPについて~

解説者の2人には、もう言葉がないようです。

持てる力を100%使わなくても、4Tと4Sで他の選手を圧倒できるので、

羽生選手1人だけのリーグが結成されていると言っています。

 

~FSについて~

これは後日放送された、ロステレコム杯のハイライトからの録画です。

なので、FSの前に怪我したことが分かっていました。

解説者は羽生劇場を何度も観ているので、良く分かっていますが、

それでも演技が無事終わってほっとしていたようです。

 

今回ヘンドリックはSPの解説中、感嘆詞として「brutal」を連発していました。

本来は野蛮なとか、残忍なとか、情け容赦なしという意味ですが、

多分その後に心の中でgut(良い)が付いていて、他には表現できないほど

良いという意味なのだと思います。

 

また、羽生選手はフィギュアスケートをしていて、他の選手はそれを試すというのも、

彼だけ別リーグにいるというのも、1人だけ際立った存在だと感嘆していたのでしょう。

 

羽生選手の怪我が早く、でも確実に治って、オリジンの完成版が観られることを

心から願っています。

 

 

いやぁ、期待はしていましたが。。。それにしても。。。。!!!

 

羽生選手はもちろん凄く大変だったでしょうが、見守る我々もかなり大変な訳で。。。。。!!! でも、誰もが満足いく結果になって、本当に良かったです。

 

ただ、ファンの我々でさえ、彼のジェットコースターのような選手生活に慣れてしまっているけれど、ご本人は普通の生活ではもはや満足できないのではないかと、老婆心ながら心配し始めています。

 

前回のオリンピックでは、ドイツのペーター・リーバース選手がSPで5位という大快挙を遂げたのに、ARDやZDFなどの公共放送は全く無視して、唯一羽生選手のSPを放送しただけでした。

 

今回は、SP24位のパウル・フェンツ選手にもしっかりスポットを当てて、

演技はもちろん、コメントまで放送していました。自国の選手には、こうでなくてはいけません。

 

放映料の関係か、ドイツのユーロスポーツで、女子も男子もSPの最終グループには

解説が入っていないのです。ヘンドリックの専門的な解説を楽しみにしていたのに、

とても残念でした。多分来期は、グランプリシリーズには解説が付かなさそうです。

 

さて前置きが、長くなりました。

 

今回は、ARDとZDFという、ドイツ公共放送から録画したものです。

ユーロスポーツと違って、一般大衆向けの放送ですから、いつもより分かり易い

解説が付いています。

 

それではまず、羽生選手のSPから

 

 

 

次は、2連覇の掛かったFSです。

 

 

今回のツボは、FSで彼が出てきた途端、宇宙人扱いしていることと、演技が終わった瞬間、

思わず「Gold Kür : 金のフリースケート」と言い切っているところです。

解説の中でも、多分2連覇出来るだろうと言ってました。

 

今回、他にユーロスポーツのFSと演技後の表彰式の録画がありますが、

ちょっと時間がかかりそうなので、また後日アップします。

 

 

~~ 羽生選手へのお願い ~~

どうか世界選手権より右足を優先して、早く全治するように努めて、

貴方だけではなく、みんなの憧れの4回転アクセルを、来期に拝ませてくださいドキドキドキドキドキドキ

 

 

 

 

やあ、凄かったですね!

 

私は幸いにもヘルシンキで生観戦しましたが、羽生選手のFS演技が進むにつれて、

会場の応援が1つの大波のように、勢いを増して盛り上がり、最後は怒涛のように

なりました。クラッカークラッカークラッカー

 

男子のFSを観に来た半分ぐらいは、羽生選手のファンじゃないかと思うぐらい、

日本人以外でも応援している人がたくさんいましたよ。

 

私の左隣の若い中国人女性は、男子以外はほぼリンクに来なくて、羽生選手が出て来ると絶叫していましたし、演技後には感涙にむせんでいました。

 

右隣は台湾から来た女性で、彼女も羽生選手の大ファンだと言っていましたし、

近くの日本人女性からもらったロッテのファイルを、ずっと大事そうに抱えていました。

 

私の近くでは、数席離れたところにカナダ人の小グループがいて、

カナダ選手を応援していましたが、他は圧倒的に羽生選手を応援していたように

思います。

 

さて、前置きが長くなりました。

 

相変わらず画面キャプチャーが上手く行かないのですが、

奇跡的に羽生選手のFS実況だけが、ちゃんと録れました。

 

今回は、皆さんの好きなお2人が解説しています。

彼らは6分間練習の時から、何かが起こりそうだとほのめかしていました。

羽生選手が何度も、追いつめられると特別な力を発揮する姿を見ているからでしょう。

 

基本的に、ドイツ解説は演技中は黙っていますが、それでも最初の2つのジャンプぐらいは

説明しますし、特に彼らの好きな4Loは必ず話題にします。

 

ところが今回、彼らは解説者ではなく、特別な瞬間の立会人として、

最初から無言で通しました。

 

唯一の例外は、ヘンドリックが3Aのコンビネーションジャンプが終わったあたりで、

まだ演技中なのに、FSの世界記録樹立をいち早くコメントしたことでしょう。

 

それでは、褒め言葉以外見つからない羽生選手のFS演技です。

 

今回のツボは、ヘンドリックの演技中得点計算力の凄さで、

FS世界記録樹立を宣言したのは、3A2Tの直ぐ後でしたが、

その後の3A1Lo3S直後に、まだどこにも点数が出ていないうちから、

「すでに100点は超えているし、彼の潜在力なら15点は問題ない」と言ってます。

3A2Tの後、テクニカルスコアーは89,04、3A1Lo3S後にテクニカルスコアーは105,78に

なり、最終的には126,12を獲得しました。これらはもちろん、実況中は頭の中だけの

計算になるのですから、感心してしまいます。でもテクニカルスコアーが90点ぐらいの時に、

世界記録樹立を宣言するほど、羽生選手の演技には目を瞠るものがあったのですね。

 

またジギさんは、一方で、「全ての日本の要素が絡まって、ここヘルシンキで羽生結弦が光り輝きました」と、大変詩的に語ったと思えば、他方では、羽生選手が3種類の4回転を飛んだという説明の後で、「これを、『勝つ見込みがない』と呼びます!!」と、SPの後で羽生選手にはチャンスがないと言った人たちに、皮肉を込めて語っているのが彼らしくて笑えました。

 

さて今後、羽生選手のSP,EX,ハイライト放送のFSと、宇野選手のSP,FS動画をアップする

予定ですが、私が録画した動画はぶれが酷くて音源としてしか使えないので、

息子にどこかから動画を探し出して来て、音源と合成してもらわなければなりません。

 

その頼みの綱の息子は、今日引っ越するらしく、愛する母の為にいつ時j間を割いて

くれるのか全くわかりません。プンプン

 

何とか圧力を掛けて、出来るだけ早くアップするように努力しますが、

皆さん気長に待っていてくださいね。