地球温暖化が進む現在、住まいの「白蟻防御対策」はかかせません。
生活の中で白蟻を意識しながら生活することはありえないし、床下を除いて点検することも普段はありません。
だから「白蟻被害が確認できたとき」はかなりの範囲に食害が進んでいるのです。
これを防ぐのには定期点検とあわせて、人に有害とわかっている白蟻駆除剤を生活している家の直下にまかなければなりません。
白蟻に有効である反面、この薬剤による健康被害の心配がつきまとっています。
できれば、白蟻駆除剤を床下に撒きたくない・・・・
しかし、白蟻駆除剤を使用しないで被害防ぐ方法は、残念ながら完璧といえるものはありません。
可能性の一つとして・・・
床下そのものを無くし床下の土を大量のコンクリートで蓋をする・・・あわせて『地熱』を利用する。
そんな基礎工法を開発し、全国の工務店にパテントを公開している会社が同じ川越市内にありました。
そこで詳しく話を聞き、現場やデーターを見せてもらい当社でも採用することになりました。
『パテント導入費用と一軒ごとに特許使用料を支払う契約』を交わしてこれから造る
所沢モデルハウスにはこの基礎工法を採用してみることにしたのです。


床下があり基礎パッキンによる通気を確保していたベタ基礎から⇒床下も通気も取らない
蓄熱基礎へと・・・・

こだわり住宅の現場から 作業日誌  こだわり住宅の現場から 作業日誌


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こだわり住宅の現場から 作業日誌


この蓄熱基礎は『地熱によって冬暖かく夏は涼しい』家づくりになる・・と
言うのですが、地熱はどこまでいっても15℃前後の小さなエネルギーにすぎません。
これだけでは、冬暖かい家とはとてもとても言えません。
そこで、当初から考えていたことと組み合わせれば・・・
コンクリートにシームレスパイプで温水を循環させて熱を蓄熱させて見たらどうだろう・・・・
ベースとなるコンクリートの温度15℃に50℃前後の低温水を循環させれば、コンクリートそのものが巨大な蓄熱体になりすべての部屋で『蓄熱床暖房』ができるはずだ。
ただ、この開発メーカーでは床暖房という考えはなかったようでためか基礎断熱という考え方はありません。
基礎の外側に断熱材を取り付けることで、貯めた熱を少しでも逃がさないようにする必要があります。それも白蟻の食害にあわない断熱材を使う必要があります。
この「基礎断熱」は今でも住宅建設において圧倒的に少数派です。
白蟻の食害にあわないこの基礎断熱材にはガラスを発泡させた『コリグラス』を採用。
こうして、所沢のモデルハウスは外壁や屋根は『アキレス外張り断熱』
コリグラスによる『基礎外張り断熱』と断熱はすべて家の外部にある住宅になりました。






記事by.榎(オフィシャルサイト・作業日誌より転記)  


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