39歳がけっぷち不妊治療日記

こんにちは。ご来訪ありがとうございます。

39歳で初めて結婚した、「遅れてきた花嫁」ですあせる

旦那さんは7歳年下の、天然でのんびり屋。

2010年12月から、結婚と同時にいきなり不妊治療を開始したばかり!

しかし昔から、PCOS、稀発月経で薬でしか排卵がありません。

「高齢で、孫が産めない嫁」として、婚家からはイビリにあってます叫び

ブログタイトルは「不妊治療」となっていますが、

「高齢だから」と最初から積極的な体外受精を勧められていたのに

お試しで、初めて飲んだ排卵誘発剤で出来たタマゴ一個で

タイミングだけで奇跡的に妊娠・出産。


と思ったら、42歳で二人目をまたもタイミングだけで妊娠中。


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羊水検査でトラブル

出生前診断には、色々な議論があることは知っています。


「陽性反応が出た後に、ほとんどの人が赤ちゃんをあきらめる」

というニュースが、なんとなく”けしからん”というムードで

ときどき報道されていたりします。


そりゃそうですよね、この診断を受ける人は、

そもそもそういう(=陽性ならあきらめる)覚悟で臨んでいるはずですから。


ちなみに私は検査には肯定的です。

それに、外野がとやかく言う問題でもないと思います。

100人いれば、100通りの事情があるわけですし。

みんな「陽性だからあきらめよっと」なんて思ってるわけはなく、

検査を受ける前も、受けた後も

悩み苦しんで、苦渋の選択であきらめているはずですから。

まあ、ここでは検査の是非は置いておくことにします。


もともと、42歳という年齢もあって、自分の妊娠継続に懐疑的だった私は

早めに予約を取っても、もし赤ちゃんに何かあったとしたら…

などと考え、ギリギリまで予約をしませんでした。

私の通っていた市民病院では

出生前診断の「しゅ」の字も聞いたことありませんが

自分から申し出てみることにしました。

先生の反応は「えっそんなの知ってたの?」という感じ。


まあ、色々言われましたが、紹介状を書いていただくことになりました。

(始まったばかりの検査なので、精度が良くないとか)

そして、


この検査が遠い病院でしかやってないこと

しかも平日にしかやってないこと

夫婦そろって説明を受けなければ検査できないこと

費用は20万円と高額なこと

陽性なら、同じ病院で羊水検査で確定診断をしなければならないこと


など、色々説明されました。

特に難問なのが、平日にしか説明&検査を受けられないことで、

激務の旦那さんに休んでもらうのはなかなか難しい…


しかも、ネットなどを見ていると普通は夫婦逆みたいなのですが

旦那さんは出生前診断に懐疑的で

「そんな検査受けなくていい」

「どんな子でもうちの子だろ」

というスタンスなのです。

子どもの手術とかなら、どんな手を使っても休むと思うのですが

何か、出生前診断を受けようとしている私が

完全に悪者の雰囲気なんですよね。

旦那さんは、高齢出産のリスクも知りません。

それでも、頼みこんで休んでもらうことにしたのですが

今度は、病院から

「日程がまったく空いていません」

とのこと。

出生前診断を受ける人がものすごく多くて

本当にギリギリの週数でしか受けられないというのです。

しかも、悪いことに年末年始を挟んでしまっているので

結果が出て、羊水検査で確定診断をするころには

色々考えることのできない週数になっているとのことです。


そこで私が考えたのが、

「これだったら、もう最初から羊水検査を受けておくか。

それなら、結果が出てから考える時間もあるはず」


てなわけで、出生前診断の予約は取り消して、

通っている市民病院で羊水検査をすることにしました。

当日は一日入院して、子どもは保育園の一時保育に預けて

まったく乗り気でない旦那さんと説明を受けました。


いざ、分娩室に行って、羊水検査の始まり!

主治医の先生は、研修医と見学の看護師も呼んで、

お腹に太い麻酔針をぶっさしてグリグリ。

これがけっこう痛い!

でも、五分くらいで終わる検査だし、我慢ガマン。


ところが、先生は考え込んでいる。

私のお腹の前面を胎盤が覆い尽くしており、

まったく針を刺す所がないとのこと。

何とかかんとか、すきまを見つけては針をぶっさすのだが、

羊水を採取しようとする場所に

赤ちゃんがスイ~っと泳いできて、

傷つける可能性があるため、

まったく羊水が採取できない!


結局、五分の予定が、2時間かかり、

お腹のあちこちに、注射針をグリグリ動かしたための

ものすごく痛い怖い思いをして

痛々しい内出血が多数できただけで、

羊水は採取できませんでした。


そして、先生に

「時間をおけば、羊水が増えて赤ちゃんが移動して、検査できるかもしれない」

と言われたので、一週間後もう一度トライしました。

今度は、医師が三人もやってきました。

そして、エコーでくまなくお腹を調べましたが、

今度こそまったく針を刺す場所がないとのことでした。


感じのわる~い男性医師に

「これ以上続けるなら、胎盤に針を通すことになるけど

流産する可能性も高くなる」

「もうやめとけば?赤ちゃんも大きいし、絶対とは言わないけど大丈夫でしょ」

と言われ、私も覚悟を決めました。


この子は、産まれる運命の子なんだ、

どんな子でも受け入れることにしよう、と。

それに、必死で針を刺す場所に泳いできて検査を邪魔する姿や

ジタバタ元気よく動き回っている姿を見て、

「何かあったからって、この子を今更どうこうするなんてできやしない」

という気持ちも大きくなりました。


男性医師は、主治医の先生に

「NTも無かったんでしょ」

と確認していました。

(NTとは、妊娠初期にみられる胎児の首の後ろの浮腫で、これがあると

いわゆるダウン症等の確率が上がるといわれています)


というわけで、出生前診断も、羊水検査もせずに

42歳の出産を目指すことになりました。

検査ができないこともあるんですねえ。

知りませんでした。

羊水検査を考えているみなさん、ご参考に…




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