隠れ家的「花街」大塚で、芸者さんの芸を堪能しませんか? 大塚三業組合のブログ

隠れ家的「花街」大塚で、芸者さんの芸を堪能しませんか? 大塚三業組合のブログ

JR大塚駅南口から徒歩3分の大塚三業通り内に今も残る小粋な料理屋料亭。そして大塚三業組合所属の芸者。
大塚三業組合の所属の小料理屋・料亭のご紹介や、豆知識、最新の情報などをお届けいたします。
是非、大塚三業通りでお座敷での芸者遊びをご堪能ください!

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三業地に関わる用語についてご紹介いたします。
第2弾は、芸者に関連する用語です。

<芸者> げいしゃ geisha
芸者(芸妓)とは、舞踊や音曲・鳴物で宴席に興を添え、客をもてなす女性。
芸者・芸子のこと。
主席に侍って各種の芸を披露し、席の取持ちを行う女子のことであり、大夫遊びが下火となった江戸時代中期ごろから盛んになった職業の一つです。
江戸時代には男芸者と女芸者とがあり、京都や大阪で芸者といえば男性である幇間(太鼓持ち)を指し、芸子が女性でした。
明治になると芸者が男性を指すことはなくなり、以降は大阪でも女性を芸者というようになりました。京都では以前同様に芸子とよばれます。


<花代・玉代> はなだい・ぎょくだい
芸妓・舞妓などを呼んで置屋や茶屋、料亭で宴席を設ける場合の代金。
花街では、華やかな花に見立てて「花代」と呼ぶようになりました。
玉代(ぎょくだい)とも言い、かつては線香を使って宴席時間を計ったことから線香代(せんこうだい)とも呼ばれていました。
通常、客は宴席を設ける料理屋に芸妓を呼ぶことを伝え、手配をしてくれます。
当日でも空きがあれば手配も可能ですが、基本的に前日に予約となります。
芸妓の料金の支払い方法は、使用した料理屋等からの請求で飲食の代金とあわせて来るので、その際に一括して支払うのが一般的です。

<半玉> はんぎょく
関東地域を中心とした花柳界における年少芸妓(芸者の見習い)のこと。
別名「おしゃく(しばしば雛妓の字があてられる)」「赤襟」「半線香」など。
かつて「玉代(ぎょくだい)」が一人前の芸者の半分であったことに由来します。

<立方> たちかた
舞踊を主にする者。
芸妓には大まかに立方と地方との2種があります。
(京都でいう舞妓・芸子の別は、職掌としては、ほぼ立方・地方の別に等しい)

<地方> ぢかた
長唄や清元などの唄、踊りや三味線や鳴物の演奏をうけもつ者。
地方となるにはそれなりの修練が必要であり、通常は立方を卒業した姉芸妓が地方に廻る。
そのほか、芸妓には素養としてひととおりの音曲、茶道などの修業が求められることが多いです。


<幇間>ほうかん・たいこもち
宴席やお座敷などの酒席において主や客の機嫌をとり、自ら芸を見せ、さらに芸者・舞妓を助けて場を盛り上げる職業。
歴史的には男性の職業です。
三業地に関わる用語についてご紹介いたします。
第1弾は、三業地の由来など、場に関連する用語です。

<花柳界> かりゅうかい
昔、中国では遊女などがいる地域を「柳港花街」や「花街柳港」と称し、略して「花柳」とも言いました。
日本では略した「花柳」の語が広まり、芸者や遊女、また遊里を指し、その世界を「花柳界」と呼ぶようになりました。
現代では、遊郭がなくなったことなどから、主に、芸妓(芸者)の世界を指して「花柳界」と言います。

<三業地> さんぎょうち
「芸者置屋(今で言う芸能事務所)」「料亭」「待合(芸妓との遊興や飲食を目的として利用される場所)」が三位一体となって営業することを許可されたエリアを指します。

<花街> はなまち
遊女屋や芸妓屋が集まっている区域を指す名称。
売春防止法(1957年施行)までは多くの花街に芸妓と娼妓の両方がいましたが、今日花街と呼ばれている地域は芸妓遊びのできる店を中心に形成される区域です。

<芸者置屋> げいしゃおきや
芸妓が通常籍を置くところで、タレントの芸能事務所のようなもの。
置屋はあくまで芸妓の抱元であり、客を遊ばせる場所ではありません。
江戸時代には、待合茶屋にあがった客が、茶屋を通して芸妓に指名を掛け(これを「何某を呼ぶ」「何某を知らせる」という)、揚屋(江戸時代に遊郭内に設置された特別な店)で実際に遊ぶことが一般的でした。
ただし、上方(かみがた)では茶屋と揚屋がひとつとなっていて、置屋が直接に指名を受ける場合が多く、江戸でも料亭や船宿が直接置屋に指名を掛け、場所を移動せずに遊ぶこともありました。
当時、芸妓は遊郭で遊女が来るまでの場つなぎとして呼ばれることが多く、この点が明治以降とはかなり違います。

<料亭> りょうてい
今日では一般に、専任の板前を抱え、座敷があり芸妓を上げるような料理屋を指すことが多いが、待合を料亭と呼称する場合もあります。
法令上の用語(建築基準法など)では料理店といいます。

<待合> まちあい
芸妓衆のもてなしを主として、酒以外の料理は主に仕出しでまかなう貸席型の業態のこと。
芸者を座敷に呼べるお店をご紹介いたします。

今回は、大塚三業通りが誇るうなぎの名店である「大塚 宮川」です。
創業が明治40年という老舗。


店舗データ
TEL :03-3945-1313
FAX :03-3945-1314
住所:豊島区南大塚1-53-5
営業時間:
 昼 11:30~14:00
 夜 17:00~21:00
定休日:日曜日、祝祭日

パンフレット表面。ドリンクの価格も載っています。


パンフレット裏面。会席のメニューが載っています。


芸者を手配する場合、
芸者1名につき花代は1時間当たり7,000円です。
通常二時間の会席で、花代は芸者1名につき14,000円。
(指名する場合、別途指名料1,000円)

仮に、2名芸者を呼んで8名で宴会した場合、
7,000×2h×2名÷8=3,500円
つまり、宴会費用に1人当たり3,500円上乗せすれば、芸者を2名つけることができます!
接待などでは喜ばれますし、良心的な価格ではないでしょうか。

ご会席料理は以下の通り。
花会席:3,500円(前菜、刺身、茶碗蒸し、揚物、ごはん、みそ汁、香の物、フルーツ)
夢会席:9,000円(小鉢、前菜、刺身、煮物、揚物、うなぎ(蒲焼又はうな重)、香の物、きも吸)
虹会席:11,000円(小鉢、前菜、おわん、刺身、煮物、揚物、酢の物、うなぎ(蒲焼又はうな重)、香の物、きも吸)
雅会席:15,000円(小鉢、前菜、おわん、刺身、焼物、煮物、揚物、酢の物、うなぎ(蒲焼又はうな重)、香の物、きも吸)

お料理の内容など、ご相談ください。

写真は、うな重の竹、です。

うな重は、
宮(半身):1,900円
松    :2,900円
竹    :3,400円
梅    :3,900円
特上   :4,400円

もちろん、芸者をつけないで食事は出来ますし、会席ではなく単品の注文もをすることもできます。
厳選されたうなぎを100年以上つぎ足したタレで香り豊かに焼き上げています。
是非一度ご賞味あれ!