ベイスターズ、初観戦。
横浜に暮らすようになって○年、ようやくベイスターズの試合を見ることができた。
当時は「横浜ベイスターズ」だったが、親会社はTBSからDeNA社へ交替し、
星の顔をしたマスコットはスポーツが苦手そうなハムスター体型のキャラクターに取って代わられていました。
横浜スタジアムと言えば、高校生のときにLUNA SEAの「真冬の野外」「真夏の野外」を観て以来だったのですが、小学校のときに一度だけ「大洋対巨人」の試合を観たことがあるのです。
久しぶりに入った感想は「こんな小さい球場だったっけ?」
試合は既に4回。自由席は埋まっていて立ち見でした。
どうしても普段はJリーグの試合ばかり観ているので、見比べてしまう。
打席に立つときに音楽がそれぞれ流れるのはいい。
ビールを飲んで、大音量でノリノリの音楽が色々流れるのは気持ちがいい。
ところどころで隙間を練るように入り込む効果音みたいなのもいい。
「盛り上がって行こうぜ!」っていう雰囲気を作り出そうという姿勢はいいですね。
理解できなかったのは7回。
相手チーム、広島カープの攻撃になると応援歌(?)と風船の打ち上げがはじまりました。
えっ、彼らアウェイでしょ。アウェイでもまるでホームチームみたいなことをやらせちゃうの。
ホームアンドアウェーとか、ホームのアドバンテージみたいなのはあまり作らないのかな。
これはどのチームもお互いやるっていうのは、野球の紳士協定なのかな。
ちょっと理解に苦しんだけど、まぁこんなものなのかもしれないですね。
あとこれも野球の紳士協定なのかもしれないですけど守備のときは応援しないことにも驚きました。
相手ランナーが出塁していてピンチな局面になったときにピッチャーを励ますようなコールとかがない。
鳴りものをつかった応援っていうのは、攻撃のときだけなんだなぁ。
話がそれてしまいました、風船の話。
もちろんカープだけでなく、ベイスターズもやります。
この風船は別売りで買わないといけません。
いざやるとなると意外とあっさり終わるものですね。
僕は風船を買わずにぼーっと見ていました(立ち見だったから動くのが億劫だった)
試合の方はといえば、リードを許していたベイスターズがゲーム中盤で1点差に詰め寄り、
さらにキューバから来た話題の外国人が2ランホームランをぶちかまして逆転。
このまま逃げ切れるかと思った8回、広島に同点ホームランを食らい振り出しに。
そして9回にはホームランを含む2失点で試合終了。
残念ながらというか、やっぱりというか、ベイスターズの勝利を見届けることはできませんでした。
驚いたのは相手チームのホームランでも「ホームラン賞」としてスポンサーから商品が提供されること。
敵チームにもインセンティブを与えちゃうんだよ、どんだけ余裕をもった優雅なチームなんだよ、ベイスターズ!……とかね。
なかなか他のプロスポーツを見る機会がないのでとても刺激的でした。
もうちょっとで勝ち試合になりそうだったんだけどなぁ。残念だ。
都内は随分激しい雨が降ったようですが、横浜は試合後にごくごく短時間降った程度でした。
最後に。
みなとみらい線、日本大通り駅のベイスターズのビジュアルがめちゃくちゃかっこいい。
なんか選手一人ひとりからにじみ出てくるものを上手につかみ取って表現していると思う。
これだけみるとまるで強豪チームのように見えてしまう。
このあとマリノスのを見るとクオリティの差が大きくてガクンときてしまう。
こういうところにお金をかけられるのは、大きいなぁって最後に思った野球観戦でした。
また行けたらいいなぁ~。