●単純ヘルペスワクチン、HSV-1 型とHSV-2 型で有効性に違い
HSV ワクチン接種群(3,798 例)では、対照ワクチン群(3,076 例)と比べて、局所反応のリスク増加が認められ、HSV-2 に対するELISA および中和抗体を誘導した。全体として、HSV ワクチンの有効性は認められなかった。性器ヘルペスに対する有効性は20%(95%信頼区間:-29~50)であった。しかし、HSV-1 型の性器ヘルペスに対する有効性は58%(同:12~80)だった。感染に対する有効性(疾患発症の有無にかかわらず)は、HSV-1 型に対しては35%(同:13~52)だった。しかしHSV-2 型では-8%(同:-59~26)で有効性は観察されなかった。 (朝田哲明:医療ライター)
●漢方原料から微量セシウム 市場に流通せず(共同通信社)
日本製薬団体連合会は16日、東京電力福島第1原発事故以降に17都県で採取された漢方薬の原料21生薬の計60検体を調べた結果、2検体から1キログラム当たり19ベクレルと同6・9ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。市場には流通していない。
●米国の最新がん予防ガイドライン、日本との違いは?
米国がん協会(ACS)は1 月11 日、がん予防のための栄養と身体活動に関するガイドラインの改訂版を発表した(「CA: A Cancer Journal for Clinicians」2012; 62: 30-67)。5 年ぶりの改訂が行われた同ガイドライン、日本のがん予防ガイドラインでトップに挙げられている危険因子が、全ページを通してほとんど見られない。それは「たばこ」に関する項目だ。実際、同ガイドラインの序文は「たばこを吸うことがないほとんどの米国人にとって、最も重要ながんの危険因子は体重、食事そして身体活動(運動)」との文章で始まっている。国民の3 分の2 が肥満ともいわれる米国では、糖尿病や心臓病と同様に、がんの予防でも肥満防止が健康問題で大きな比重を占めるようだ。
●広東省で20 社の食用油から基準値を超える発がん物質
広東省質監局のによれば、食用油の生産企業に対する検査を行ったところ20 社の製品から基準値を超える発がん物質アフラトキシンB1 が発見されたと新華網が伝えている。食用油・油脂の生産企業727 社に対して製品の抜き取り調査を行なったが、このうち約2.8%にあたる20 社の製品から基準値を超えるアフラトキシンB1 が検出され不合格となった。
インフルエンザワクチンでも国内でクジ引き試験による有効性を立証された論文等は無いといわれています。
ワクチンの是非
を患者側がしっかりと考える必要があると思います。
60のうち2
検出でしたが、市場に流通していないそうでよかったですね。
日本でも米国でも、がん予防は日々の生活習慣からということですね。
抜き打ち検査するようになって、中国の食事情も改善されてくれるように期待したいですね。