ブルームのブローグ
Amebaでブログを始めよう!
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>

好き 3 すれ違い

すれ違い




もう一人の君



そうそれはまるで出会ってからキスした時まででは想像出来なかった君



冷たかった



苦しそうだった



ねぇ、俺がこんなにしちゃったの?



もしそうならごめんなさい



でも、君を思う気持ちは誰にもまけない



君は突然メールでこういった



“好き”って何?



俺は心臓が張り切れそうになった



そして君は…



私そういう気持ちがね



分からなくなっちゃった



好きって何?



俺は思いつく言葉で一生懸命言った



今の俺の気持ちだよ



すると君は



こんなに尽くしてくれて、私の事をここまで思ってくれる人はこれからも一生現れないと思う



嬉しいけど、私にはもったいないよ



カッコよくって
優しくて
頭もよくて
スポーツも礼儀も明るさも性格も字の上手さも



私にはもったいないよ



ごめんねシュン君



今までありがとう



たった一週間だったけど、シュン君との思い出は一生の宝物だよ



ありがとう



さようなら






俺は心が潰れそうになった



とっさに、理解も出来ずに電話した



着信拒否



走った



君の家まで10キロくらいあった



でも走った



走るのが嫌いとかどうでも良かった



大雨だった



濡れる事なんて気にもしなかった



着いたのは、夜だった



君を外に呼び出した



君は何も喋らなかった



俺も黙ってた



沈黙が二人を包む



俺は、君にきいた



どうして?



君は言った



もう無理なの



君は走った



くらい夜道を



俺は泣きながら無言で追いかけた



気持ちを伝えたかった



でも俺は君を抱きしめて気持ちを伝える事は出来なかった



一瞬だけ



ほんの一瞬だけ



幻かもしれないけど



君の瞳に涙が浮かんだように見えた



俺は決心した




そして言った



分かった




続く

好き2 気持ち

気持ち



君と過ごした日々



君は突然こういった



わかんない



俺も分からなかった



俺は君の事を思ってた



毎日毎日思ってた



それは、最初の時と比にならないくらい大きくなってた



真っ赤な果実のようだった



君は昨日まであったそれが分からないって言い出した



会わない方がいいって



俺は何が何だか良く分からなかった



俺は電話した



君はもやもやするって言った



変な感じがするって



これからたくさんの思い出を作るはずだった




君は言った



たくさんのルールを作りすぎた



付き合うのが早すぎた



お互い気を使いすぎた



ん?



君は俺に言ったよね



言いたい事は全部言って
私も全部いうから



君はそういいながら、一人で考え込んでいた



俺はそれがあれば関係ないって言った



君は突然走り出した



そして、家のなかに入ってった



俺は、普通じゃいられなくなった



俺のそれは全く揺らがなかった



だって信じてた



君の言葉



君の目



君の心



次の日学校サボって



君を家の前で待った



何時間も待った



君は出てきた



少し話した



君は全部話してくれた



俺の愛情が強すぎた
重い



そういった



よくわからなかった



だって、普通のカップルと変わらない



逆に少ないくらいだった



メールもほとんどしてないよね



だって君は言ってたじゃん



メールするより直接話そうって



声聞きたいって



そうだ



俺を家族全員に紹介したいって言ってたよね



夢だったのかな



幻だったのかな


そして


君はそれが分からなくなった



自分のそれを見つけたい



そういった



その日は収まった



綺麗に…収まる




はずだった



君は小さな体で大きな何かをため込んでいた



俺はそれでも君が…




続く

好き 1 出会い

出会い



最初はとくにそれはなかった



それが現れるとはとくに思ってなかった



だって4つ下の高校生



偶然がたくさんあった



なんか気にはなった



妹みたいだった



それは突然やってきた



なんだろこれ



何年振りだろ



それは日に日に強くなった



それは実った



七夕の次の日だった



願いが届いた



でも、実るのが早かった



その時は関係ないと思ってた



それが爆発しそうだったから



嬉しかった



幸せだった



もうすぐ君の誕生日だ



俺ももうすぐ免許とるよ


どこに行きたい?



君は言った


いろんな所に行きたい



お父さんのいない君は


お母さんに迷惑かけないようにバイト頑張ってた



高校も通信生



県外に行ったことがないんだよね




高校に行ってない君は制服をうらやましいって言ってたね



俺はどうにか着せてやれないか悩んだよ



そしたら君は



ううん



いいの



写真みて中学の時を思い出す



笑顔でありがとうって



嬉しかった



けど、叶えてあげたかった



そして、またそれは大きくなった



君との約束



お金をかけないデート



君はとびっきりの笑顔で



来年はディズニーランドいこうねって



あまりに小さく可愛い後ろ姿に


とてつもなく大きな希望に満ち溢れてた君をみると



一生俺が守ってあげたくなった



涙がでてきた



君はどうしたの?
って問いかけた



俺は、ずっと一緒にいたいね
そういった



君は言った



絶対だよ



俺は君より弱かった



そして、付き合ってはじめての夜にキスをした



その小さな唇は…



三回した



君は照れながら、
昨日より今日はもっと好き



シュン君はもうすぐ二十歳なのに甘えん坊なんだね



抱きしめた



強く



強く



君と一つになるために



続く
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>