すごい偶然ってのが昨年末頃ありました。
以前乗っていたＺＺ－Ｒ１１００Ｄ。
２００６年夏の終わりごろ、
乗り換えの為サヨウナラしたんですよ。
そのままどこぞやに貰われていったわけですが・・・・・・
（業者専用オークションですけどね）
それが、昨年末に久しぶりにオークション会場にバイクを取りに行ったら、
そやつがいたんですよ。
毎週毎週オークションってのはやっていて、
毎週毎週２，６００～２，８００台のバイクがウジャウジャと並んでるんですよ。
並びは車種別でもなければ、排気量別でもない。
そんな中、
タイヤの空気が抜けた重たいＳＲを、
『頑張れ～ 頑張れ～あたし～
』って、
自分で自分を応援しながら、
真夏の犬のように押していたら、
ふと・・・・・
気になる視線が・・・・・。
ん？んんん？
見覚えのあるＺＺ－Ｒ１１００オレンジパーポー・・・・。
なんででしょうね。
同じカラーの同じバイクなんてめちゃくちゃいっぱい出てるのに、
自分が乗っていたバイクって、
微妙な色あせとかなんとか、
『説明できないんだけど、あたしが乗ってたバイクのよう・・・・・』
↑
こんな感覚ってありません？
んで、よ～く確認してみたら・・・・あたしが乗ってたやつだ。
フロントフェンダーの爪が折れてる。
全オーナーが倒した時にポツポツとペイントしていた跡も一緒。
レンズの傷もその他のカウルの傷跡も一緒。
こんな偶然ってあるんだな～。
確かに誰かに乗られてはいたみたいね。
ハンドル周りは交換されてた。。。
んでもって、左にすっ転んだ傷も増えてた。。。
にしても、んん～、すごい偶然。
えのつまさんたら、
きっと、当時を思い返してグっと熱いものがこみ上げてきたのね～、
と思ったら大間違いよ。
そんな事より重たいＳＲの移動に必死。
人は、思い出より現実に必死。
一瞬驚きと喜びを味わい・・・・・・・・・・・
『うんしょ。うんしょ。』ってまた押し続けるえのつまさんでした。
聞き取りにくい唸り声でバイクを押してるえのつまさんを見かけたら、
『喜びの叫びよりも筋肉の叫びが大事なんですか！』と、とりあえず笑顔で話か掛けてみてね。
↑
誰も押してないんじゃない？っていう噂ですよ。
帰り間際、
ひと差し指からお許しが出たら・・・・
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