オペラのブログ
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>

間近にある生と死 生きるということ

我ながら大げさなタイトルを付けたもんだと感心してるんですが、

 

大きく育った豚をレチョンバボイ(豚の丸焼き)にする為、

 

庭にも炊事場が必要だね、となり、

 

早速作り始めたんですが、

 

炎天下での作業は過酷を極めまして、

 

 

 

 

ココまでやるのに2日間。

 

 

天板にセメントを流し込んで出来上がりまで4日間かかりました。

 

 

 

こんなんで大丈夫なのか?と思いながらも、

 

翌日はココで豚をさばくので心配しても仕方がない。

 

 

 

 

丸焼きにした豚はグラム売りする為、

 

すでに予約で完売状態だったんですが、

 

朝から配達しないといけないので夜中から作業が始まります。

 

 

 

レチョンバボイを作れる人はそれほどいるわけではなく、

 

ようやく探して見つけた人は、目がイっちゃってる無口なオジさん。

 

 

 

豚を殺しまくってるとこーゆー目つきになるんだろうかと思いながら、

 

早速豚小屋から1匹連れ出し、

 

(ココ↓から残酷な表現と写真があります)

 

 

 

 

 

悲鳴をあげてる豚を押さえつけて、カナヅチで頭をぶん殴ります。

 

1発では気絶しなかったのか、もう1発。

 

 

 

僕は変な使命感というか、ココから目を逸らしてはいけないんだと思い、

 

最初から最後まで見届けようと。

 

 

気絶した豚をテーブルに乗せ、

 

最後の一撃はナイフで首を刺し、殺します。

 

 

 

出てくる血は料理に使うので、鍋に絞るように溜めます。

 

肝と腸と血で煮込む料理はみんな大好きなようで、

 

近所におすそ分けしたら喜んでもらえました。

 

 

 

内臓を取り出し、

 

鉄の棒をお尻から口に差し込み縛っていきます。

 

 

 

ココにレモングラスや野菜、調味料を入れお腹を閉じます。

 

 

ココからじっくり焼く為、目のイっちゃってるオジさんは、

 

一晩中、鉄の棒をクルクル回し続けます。

 

 

 

僕は睡魔に負け、早朝5時に起きると、

 

 

 

レチョンバボイが出来上がってました。

 

丸焼きにされた豚の後ろには、

 

順番を待つ豚がまだ寝てました。

 

 

子豚から仕入れて、3ヶ月間育てた豚を丸焼きに。

 

というか、この豚はこの世に生まれて3ヶ月半で食べられるわけです。

 

 

豚は人懐っこく、

 

豚小屋に入ると僕の短パンを口で引っ張ったりして遊びます。

 

小さい目は時に愛おしく見え、豚をペットで飼ってる人の気持ちも分かる気がします。

 

 

 

オジさんは休むことなく、早速見たこともないようなナイフで切り分けていきます。

 

 

 

味の染み込んだお肉はとても美味しく、

 

パリッとした皮は永遠にビールが呑めてしまいます。

 

高級な食べ物なので、この辺の庶民は年に数回しか食べることができません。

 

 

 

配達も終わり、今回の一大イベントは終わったんですが、

 

炊事場は予想通り壊れました。

 

 

 

鉄パイプで補強し、

 

天板を全て塗り直しました。

 

 

 

このままだとカビが発生してしまうんじゃないかと思い、

 

防水も兼ねて余ってるペンキで塗ることに。

 

 

 

この時点であまりの不自然さに後悔マックス。

 

黒いペンキも余ってたのを思い出し、

 

混ぜてグレーにし、塗り直したんですが、

 

それほど変わらず、やはりやめときゃ良かったと後悔。

 

 

足も塗れば良くなるんじゃないかと、

 

塗り始めてから気づく、、、塗料が足りない。

 

 

 

フィリピンに来て自分が変わったことといえば、

 

「まー、いっか」と思えるようになったことです。

 

 

 

 

何かとバタバタしてて気はそらせていたんですが、

 

やはり動物を殺すというのは想像以上にショックでして、

 

なんとなく嫌〜な気持ちでいると、

 

お隣で生まれた、まだ生後1ヶ月ほどの子犬が、

 

家の前でバイクにひかれ、死んでしまいました。

 

僕にもなついてた犬なのでこれもまたショックで。

 

ひいたヤツは何するわけでもなく、そのまま立ち去ってしまいました。

 

隣の家の子供は、死んでしまった子犬をよそに、

 

他の子犬と遊んでました。

 

 

僕は半泣きで死んでしまった子犬を裏庭に埋めてやったんですが、

 

 

子犬が死んでしまったことをなんとも思わない子供達に、

 

どんな生活をすればそんな残酷になれるんだ?と。

 

 

きっと僕ではまだ理解できない、過酷な生活を送ってるんだろうか。

 

 

 

「生と死」「生きる」っていう永遠のテーマは、

 

僕にも理解できるようになる日がくるのかな。

 

 

 

 

 

フィリピンの田舎の日

僕、日本ではエラそーに外車を乗り回してたじゃないですか。

 

今ではこの↓イカしたトライシクルなんですが、

 

 

こんなのを6台所有してレンタルしたり、

 

豚を飼育してたりして生計立ててるんですが、

 

最近は余った土地に貸家を作ったりしてます。

 

 

 

 

 

かなりスローペースで作ってるんですが、コレもフィリピンスタイル。

 

贅沢はできませんが、

 

眠たくなったら寝て、目が覚めたら起きる生活が続いてます。

 

 

 

トライシクルにもいろんな種類があって、

 

コレ↓がよく見るタイプのトライシクル。

 

 

コレに後ろ4人、助手席に2人乗り、運転手合わせて7人がマックスですが、

 

コレに子供を抱えて10人乗ってるのを見たことあります。

 

 

他にもこんなのや、

 

 

水を運ぶだけのやつとか、

 

 

荷台にシートまでついたるやつとか、

 

 

ココまでくるとすでに車サイズだったり、

 

 

イカした内装のメルセデスベンツトライシクルもありました。

 

 

 

コレはどこで買ったんだ?と聞いたら、ショッピー(フィリピンの通販サイト)って言ってました。

 

 

こんな高級外車トライシクルもあれば、

 

エンジンついてないやつもあります。

 

 

 

 

っていうか、

 

フィリピンで生活するようになり、

 

改めて僕は、生きるためのスキルを何も持ってないんだと思いましたが、

 

岐阜県の田舎に住んでた僕はヤンキーだったので、

 

っていうか若者は99%ヤンキーだったので、

 

バイクを乗るスキルは16歳から身につけてたのです。

 

こちらに来て役になったのはそれくらいなんですが、

 

 

今日も貸家の材料を仕入れに買い物へ行くと、

 

 

家のすぐ近くはジェネラルサントス 空港でして、

 

 

ココを走るときの僕はまさにコレです。

 

 

 

 

 

 

っていうか、

 

最近は地元民にクラクション鳴らされて、手を振られるようになったんですね。

 

知り合いが多くなって、それはそれでいいんですが、

 

バイク乗ってる奴らはみんなこんな感じなので、

 

 

誰かわからないまま手だけは振ってます。

 

 

 

まー、こちらに来てもいい加減な性格は治らないようです。

 

竹と畑とスイミングプール

やはりフィリピンに移住したからには、

 

日本ではできなかったこと、

 

フィリピンでしかできないことをしようと思うわけです。

 

 

かといって、まだ特別なことできてるわけではないのですが、

 

僕、お金ないけど時間はあるじゃないですか。

 

家を作った時に出た廃材を、どうにか再利用できないかと考え、

 

 

竹を買って来て、

 

 

植物を置くテーブル作ったんです。

 

 

 

そしたらなんか止まらなくなりまして、

 

他にもカウンターテーブルや、庭仕事する時用のスツール、

 

庭にはテーブルとベンチまで作り、

 

 

まさに「竹ブーム」

 

 

「バンブーブーム」

 

「バンブーム」だったわけです。

 

 

でもまー、

 

 

 

 

 

 

すぐ飽きるじゃないですか。

 

 

次は何しようと思った時、

 

野菜を作ろう!となったわけですね。

 

野菜を作るには畑が必要なんですが、

 

 

ココは砂地でして、

 

野菜が育つ土ではないのです。

 

土のことは後で考えればいいし、

 

とりあえず畑の囲いを作ることに。

 

 

これも余ったブロックとコンクリートで、

 

 

見よう見真似で作ったんですが、

 

塀を作ってくれたフィリピン人より上手く出来上がり、

 

 

土は山まで取りに行き、何度も往復して入れたんですが、

 

土を掘ってもいいと言われたところは、ゴミ捨て場のような場所で、

 

それでも枯葉も落ちててちょうど腐葉土っぽい。

 

 

とにかくゴミや石を取り除き、

 

 

肥料とかは売ってないので牛糞を撒き、

 

 

何度も耕して、自己流のウネを作りました。

 

 

先日蒔いておいたタネが発芽してたので、

 

 

もうちょっと大きくしたら植えようと思います。

 

 

 

ってか、これって日本でもできるよね。

 

この時期にキュウリやピーマン、トマトといった野菜は作れないだろうけど、

 

畑仕事は日本でもできるもんね。

 

 

 

フィリピンでしかできないことか〜、、、、

 

 

 

 

 

 

 

「スイミングプール!」

 

 

これもまー、日本でもできますが、

 

こっちは南国。

 

年中稼働するわけです。

 

 

 

 

 

早速工事が始まりました。

 

プールまでの階段の基礎を作ってます。

 

 

300坪くらいある自宅隣のこの土地に、

 

 

いつ完成するか分かりませんが、

 

気長に待とうと思います。

 

(注)作ってるのは隣の家のお金持ち家族で、僕ではありません。

 

 

 

 

それにしてもまー、

 

53歳にしてプチリタイヤし、

 

のんびり生活しできてるのも相当な強運の持ち主なんじゃないかと、

 

何気に姓名判断してみたんですね。

 

 

そしたら、、、

 

 

 

 

 

 

やらなきゃよかったと思いました。

 

 

 

ではまたー!

 

 

 

1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>