2014年3月に出張に行った際に利用した、オーストリア航空の機内食です。
成田→ウィーン路線のものになります。
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オーストリア航空は、ルフトハンザ航空の子会社で、名前の通りオーストリアの航空会社です。
日本への就航便は成田⇔ウィーンの往復路線が日に一本、ということで、ややマイナーめの会社かと思います。
今回は、ウィーン経由でドイツに行くため、初めて利用しました。
ウィーンというと芸術の都ですが、その印象を裏切らず、出発前の機内ではヨハン・シュトラウスがかかっていたりします。
また、テーマカラーは赤で、アメニティや機内は赤と赤のチェックで統一されていたりもします。
毛布の縁取りは可愛いのですが、アテンダントさんの制服が真っ赤なのは……一見すると、中々派手ですね。
さて肝心の機内食です。
先ずは成田→ウィーン路線から。
チキンとポークで、ポークを選択しました。
ポークソテーに、付けあわせがジャガイモのミルフィーユです。
ポークソテーはちょっと硬くてパサパサしているのが残念。クリームソースがこってりしているので、味のバランスは良いかもですね。
ジャガイモのミルフィーユは、薄切りにしたジャガイモをトマトソースと層状に重ね、チーズをかけて焼いたものです。ボリュームはありますが、味は中々のもの。機内食にありがちな塩辛さは無く、普通にお店で食べるような良いバランスのソースでした。
また、一緒に出されるパンは、トースターを使ったように暖かく、皮がパリッとしています。機内食でこのパンは素晴らしい。ジャガイモで十分に炭水化物が摂れるにも関わらず、つい食べてしまう美味しさです。
三角の上の部分にあたるのは、日本の蕎麦です。こちらはANAの提供のようですね。そういえばこの便はANAとのコードシェア便になります。
こちらは到着前の軽い食事。
円盤状の平たいパスタに、トマトソースとチーズをかけたものです。
甘いチーズタルトが付いてきます。また写真にはありませんが、夜と同じ焼きたて風パンも、希望すれば頂けます。
パスタは機内食の柔らかいものですが、やはりソースの味が良いですね。
次に、ウィーン→成田路線です。
メインはハンバーグ、付け合せはマッシュポテトとほうれん草のクリーム煮。
このハンバーグが実に美味しい!
荒挽きの肉がとてもジューシーで、肉の旨みを活かす適度な塩気といい、今まで食べたエコノミークラスの機内食ではトップクラスと言って良い味でした。
ソースも相変わらず美味しいです。往路でも思いましたが、ソースの味が、ヨーロッパ系の航空会社の中では抜群に良いですね。野菜が少ないのは難点ですが……
因みにデザートは珈琲のムースでした。こちらはちょっと甘め。
到着前の軽い食事。
トマトとソーセージと、何か瓜のような野菜が添えられたオムレツです。
往路も含めて、最も野菜が多いメニューだったかも。味はまあまあ。
デザートはヨーグルト味のムースでした。
以上、往復分の機内食でした。
オーストリア航空、今回が初体験ですが、サービスも機内食も中々レベルが高いですね。
あまり話題にならないのが惜しくなる路線です。
ウィーンに行く場合以外は乗り継ぎ前提になりますが、ヨーロッパに行かれる際は、選択肢のひとつとして検討しても良いかもしれません。
また出張で利用する機会があると良いのですが……。