ソムリエ二次試験、無事合格!


くぅ~、嬉しい!


思えば、「ワインだーいすき!ワインバー開きたい!資格取っちゃおう!」とふと思い立ったあのまだ春と呼ぶには早い日。



自由が丘のワインスクールの門を叩き、オリエンテーションで、毎回テイスティングで4種類も飲めると聞いて、ラッキー☆などと脳天気にウィンクしていたあの日。



初回の授業に何故か気合いを入れて、学生気分でみすぼらしい格好で向かった3月31日。



毎回のテストに耐えられず、大変な場違いの場に来てしまったと払い込んだ授業料を悔いた一ヶ月後。



ありとあらゆる知り合い、友人を巻き込んでしまったことに気がつき、「頑張って」の声に次第にビビりまくってきた猛暑の日々。



スクールの模試の時間を間違え、終了時間に到着し、がらんとした教室に呆然と立ち尽くしたあの日。



それなのに、一人だけ模試を決行して下さったスクールの優しさに泣きそうになり合格を誓ったあの時。



その気持ちもつかの間で萎えて、「来年もあるもん」を口癖にし予防線を張って、ソムリエサムライに無言で軽蔑の目を向けられ続けた8月中盤。



無言からついに重い口が開かれ、短いが痛い説教をされた一次試験三日前。



慌てて、寝ずに頑張ったそれからの三日。



奇跡的一次合格後、好い気になって日本酒をがぶ飲みし、すっかり味がわからなくなりスクールの先生に「日本酒禁止!」と睨まれたあの時。



飲んで飲んで飲みまくって、なのに少しも当てられず打ちひしがれて、泣きべそをかいた二次試験直前。



いきなり回答用紙に第一ワインをこぼして泣きそうになった二次試験。



ネットでの二次発表に必要な受験番号を書いた紙をあろうことか、捨ててしまったことに気が付き、慌てまくったつい二日前。




あー、最後の最後まで・・・・。






ほんっとにいろいろありました



思い返すと数限りない涙と半泣き笑いの数々。




今思うと、ワインスクールの門を叩いたあの日なんて、たぶんドラマ的には、



「この後、どんなに辛い現実が待っているのか、この時のうつつは知る由もなかった…」



と、私のバカっぽい笑顔と共に、画面に大写しになりそうな感じである。

少し悲しげな音楽とともに。




私は真面目なやつだとは思うが、何をやるにも本当に中途半端で、学生時代から試験範囲もいつも半分ぐらいまではみっちりやって、あとはやらなくなる、という奇行を繰り返して来た。



今回も万遍なくやったとは言いがたいが、ただ結果として今、手のひらに入ったものがある、と言う現実がとてもとても嬉しい。



なぜなら、そんなわけで今までほとんどそんな喜びに浸ったことがなかったからだ。万一何かに受かるにしても、なんとなく、なし崩しだった。



と、同時に、数々の人達への感謝の気持ちが胸いっぱいに広がっている。



目に見える力と目に見えない力に助けられた。

そして、この経験を通じて知識だけでないものをたくさん得た。

それこそ、目に見えるものと目に見えないものの両方を学び得たと思っている。




皆様、神様、ありがとうございました!


今宵は満開の花見気分で感謝の祝杯である。



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友人に頂いたお花
「おめでとう」の言葉と共に。








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