10年ほど前だと、フランス語のリスニング練習で字幕がついているものは本当に少なかった(わざわざヨーロッパのDVDを再生できるデッキを買ったりしたな、リージョンコードが違うと再生できないから)。でも最近は、字幕付き(にできる)の質の高いものがYoutubeで大量に見つかる。僕もあまり詳しくないけれども、最近よく聞いているものをまとめておこう。

 

 

 

独仏共同テレビ局のarteによる、世界中の「今」に切り込む番組 Le dessous des cartes かなり面白い。12分くらいで、「ベトナム」や「ハブ空港」などのように国際的で現代的なテーマを学ぶことができる。字幕があるのが良い。(訂正、字幕があるんじゃなくて、自動字幕を付けれるってことか。)

 

 

次にスイスのテレビ局RTSの番組 Géopolitis 。その名の通り地政学的なテーマを扱う。25分くらいが多いかな。

 

上の二つからも分かるように、フランス人がフランス人のためにフランス語で作ったテレビ番組よりも、もうちょっと外国人視聴者を意識した番組が分かりやすいと思った。スイス人のフランス語はゆっくりだし、独仏共同制作だとかなり丁寧にフランス語を話してくれるようだ。

 

 

文学系だとこれが結構勉強になる。あまり更新してくれなくなったけど。どのようにあらすじを要約して、システマチックに四つの視点から小説を分析して・・・、こういう体系的な文学Youtuberが日本にも必要だろうね(勉強系Youtuberは日本語では見たことないので、すでにいるのかもしれないが。おそらく、日本の文学Youtuberとかって自分の「好き!」を楽しそうに語る「オタク」的要素が求められているんじゃないかと思う。)

 

 

こっちは完全に遊びに振れているけど、留学初期で病んでた時期はフランス語の練習という口実でこれを見て癒されていたな。日本で家庭を持つヒッピー的フランス人が東京の各地で1万円を使って何ができるか教えてくれる。最近はあまり活動してないのが残念だ。ストリートのフランス語、観光案内の予習としてもいいかもしれない。