この間、新たにMacBook Airを買った。今持っているものが3年を過ぎたので、念のためということで2台持ち体制に移行する。なんでそんな無駄なことを、と思うかもしれないが、海外で論文を書く人にとって、日本でパソコンを買っておくことは非常に重要なことなのだ。

 まず、キーボードが違う。日本語キーボードに慣れてしまって(フランス語も、フランス語カナダで入力)いるので、現地のキーボードだと、移行にかなり苦労する(一度試みたが、諦めた)。それに日本語もどうせ打つので、それを考えると、絶対日本語キーボードが良い。

 そしてそれ以上に、Mac使い限定だが、アップル製品は国によって値段が違い過ぎる。欧州だと付加価値税20パーセントとかがついて、MacBook Airでも15万近くしたりする。それが日本では、学生割引で、9万前半なのだ。通常であれば、大都市にあるアップルストアで購入することで、一時帰国者として消費税が免税されるため、この時点で4万以上の差が付く(今回は残念ながらコロナの影響で閉店しているため、ネット購入で消費税込み)。

 そして絶対に覚えておきたいのが、例年2月から4月初めまで行われる新年度キャンペーン。今年はMacBook購入者には1万8000円分の次回使えるクーポンが配られた。実質8万円代で購入できることになる。

 

 いつもであれば大学に行き、オフィスを入れる。(大学がマイクロソフトと包括契約しており、一人一台までマイクロソフトオフィスを入れることができる。これ勘違いしていたのだが、買い替えた場合でも、新たに入れることができるのだ。メールで申請式なので明らかに怪しいものは拒否しているのだろう。)今回はしばらく無理かなと思ったが、自宅からもインストールできるように特例的な配慮がなされた。

 それで元気にワード作業はじめたのだが、やはりいつもの環境が整うまで、時間はかかる。最大の課題はフランス語系のソフトだ。僕は仏和・和仏辞典を画面の右下に常に表示させているのだが、やはりそれがないと困る。さて、もう一度書いなおさないといけないのか、それともいちいち書い直すたびに7000円以上払うのはアレだし、CD-Rom版付属の辞書を買ってやった方が経済的なのかな?と思い悩んでいた。

 ところが物の試しに「ロゴヴィスタ パソコン買い替え」と検索すると、なんと再ダウンロードの案内があるではないか!ちゃんと登録しておけば、買い替えた時に新しいパソコンにも無料でダウンロードできるとのこと!これは助かった!(実は三年前は、わざわざ買い直したのである)

 

 

 

というわけで、フランス語使う人は、電子辞書とか買わずに、これ買ったらいいと思うよ。留学してから電子辞書使う機会ないしね(日本人しか使ってないしね)。基本的にパソコン開きながら授業受けると思うから、「あ、あいつあの単語分からなかったんだ、プークスクス」って笑われずに、涼しい顔で単語を調べられるから重宝するよ。

 それとももしかして、今の二十歳くらいの学生では、電子辞書はとっくに廃れているのかな?(希望)ああいう汎用性のない電子機器って長くはないだろうね。