少し古い資料(本)になりますが、ほかに類を見ない鋭利な分析ですので使わせて頂きます。
00年度における独身男女比、そしてその数字から見えてくる
独身男女の意外な力関係についてこの本では事実をありのまま読者に突きつけている。
それからさらに10年たった今はどうか、次の国勢調査の発表の際は、一番最初に確認したい数字が
著者の菊地正憲氏発表の新事実にまつわるデータであります。
参考文献
「なぜ結婚できないのか 非婚・晩婚時代の家族論」(菊地正憲著、すばる舎)
2000年の国勢調査を見ると、一番若い世代である15~19歳では男が383万人、女が365万人で
その後ずっと男が多い年代が続き、50~54歳になって、ようやく男が521万人、女が523万人と逆転
している。平均初婚年齢に近い25~29歳では、男が497万人、女が483万人となっており
男が14万人も多いのである。しかも未婚者の数はほとんどの年代を通して圧倒的に男の方が多い。
35~39歳では、女の56万人に対して、男はその倍の105万人も未婚者がいるのだ。
(中略)
「結婚難、結婚離れの中身を見ると、女性では学歴や収入が高い層に未婚者が多い。『自分より上の人』
を選ぶ傾向がどうしても(女性に)強いからではないか。男性については、逆に学歴や収入が低い層に
未婚者が多い。人口比でもともと男性の方が余っているのだから男性も『相手が見つからない』ことになる。
男も女も、お互いに相手がいない状態になっている」 引用ここまで (役所サイドの分析)
私はこの資料のこの部分を読んで、当該男女の心は如何に?
乖離した男女の生活力により、互いが互い結婚対象とは見えなくなっている実情を
いささか打ちのめされる心情で読んだものだ。
その気持ちは今も変わらない。
いささか飛躍して互いの生活風景を記せば
女性側が中間管理職以上のホワイトカラーとして
事務所や研究所でクールに働き
男性側は物流拠点や工事現場で汗水たらして働いている。
昼食は女性がイタメシランチなら男性側は吉野家やラーメン屋か?
仕事終わりに女性が楽しみにしていた劇団四季を観に行けば、
男性側は朝鮮玉打ちこと亡国の賭博場・郊外のけばけばしいパチンコ屋に引きずられるように入っていく。
ちょっと表現に思慮が足りない部分もありましたが
何かこのアラフォー世代の自然な出会いのむつかしさを
ご理解頂ければ幸いです。
当ブログではこういう事実関係すらもとにして
如何にアラサーないしアラフォー男女が
幸せをつかむべきか今後、じっくり考えていきたいです。