昨年、東日本大震災によって起こった福島第一原子力発電所の事故により、
放射性物質が拡散されました。
その放射性物質によって、
不幸にも柏市は、ホットスポットとして注目を集めることになりました。
人間に対する放射性物質の影響は、まだ完全に分かっていないようです。
ただ、細胞分裂によって、
放射性物質により破壊された細胞が増殖し、
放射性物質の影響を受けた人と、その影響を受けなかった人とを比較すると、
放射性物質の影響を受けた人の方が
将来発生する病気の確率が少し高くなるのではないか、
ということが言われています。
従って、細胞分裂の回数が多いほど、
その影響を強く受けることは容易に想像できます。
その細胞分裂が多い順番は、胎児 > 乳児 > 幼児 > 児童 > ・・・
未来を担う子供達へ放射性物質の影響を最小限に抑えることを考えたときに、
最も抑えるべきものは内部被ばくではないか、と考えました。
調理に使用する水、塩、胡椒、・・・、食材、加工食品などを検査し、
放射性物質が含まれているものを排除して
食事を作れる環境が最も良い環境であると思います。
しかしながら、調理に使用する全てのものを検査する、
特に個人で全てのものを検査することは不可能ではないか?
さらに、0(ゼロ)Bq/kgを測ることは極めて困難なため、
放射性物質が含まれているものを100%に排除することも
不可能ではないか?
従って、事前検査にて、
100%放射性物質が含まれていない食事を提供することは
不可能ではないか、と言う結論に至りました。
それであれば、
放射性物質が含まれている食事を摂っていることを前提として
1日に食べたものに含まれている放射性物質の量はどの程度なのか?
この考えに辿り着いたとき
事前検査にて、放射性物質が含まれている食材などを排除することも大切だが、
1日に食べた放射性物質の量を知ることも大切なことだと思いました。
また、家庭では、
放射性物質の影響が少ないと思われる地域の食材を選択することもできます。
これに対して、学校で提供される給食は、
少なくとも私が選択するであろう地域の食材を使用するとは考えられませんでした。
そこで、給食に含まれる放射性物質の量を測って欲しいと強く思うようになりました。
そして、つながろう柏!明るい未来プロジェクトに参加し、
隊員1号によって、
東京大学の早野龍五先生が提案している給食まるごと検査を知りました。
つながろう柏!明るい未来プロジェクトにて、
給食隊隊長となった私は隊員1号&2号と共に、
柏市に対して、学校で提供されている給食のまるごと検査の実施を提案し、
2012年1月から
1週間分の給食(5回分)をミックスし、下限値約1Bq/kgで実施されました。
実際に提供した学校給食の放射性物質検査
「給食食材」の記事一覧
本給食隊は、柏市に対して
学校にて提供される給食のまるごと検査を
実施してもらうことを目的に結成されました。
そして、今その目的を達成致しました。
従って、2012年3月を以って給食隊を解散します。
今までご支援してくださった方々
本当にありがとうございます。
以上隊長です。
4/2 意味不明な文章を訂正しました。