ヨミドクター より引用)


■ 患者の甲状腺機能、原発事故後に低下



 東京電力福島第一原発の事故後、群馬県内で甲状腺疾患のある患者に、甲状腺機能の低下傾向がみられると、宮下和也・宮下クリニック院長(同県高崎市)が22日、大阪市で開かれた日本甲状腺学会で発表した。


 宮下院長は、同クリニックの患者のうち、甲状腺機能が正常な状態で安定し、薬の中断や変更がなく、ヨウ素の過剰摂取や妊娠・出産、花粉症など甲状腺機能に影響する他の要因もない1175人について、事故前と事故3か月以内の甲状腺ホルモン「フリーT4」と甲状腺刺激ホルモン「TSH」の変化を調べた。


 その結果、939人(80%)で、フリーT4が低下し、低下を補うために分泌されるTSHは上昇した。フリーT4の平均値は1・37から0・92へと正常下限まで低下、TSHの平均値は1・5から5・2と、正常上限の4を上回った。


 宮下院長によると、甲状腺機能の低下は、気力の低下や疲れやすさなどを招くが、甲状腺がんの発症に結びつくものではない。


被曝(ひばく)量がわからないため、原発事故との関連は不明だが、これまでこのような変化を経験したことはなかった。


変化の原因の検証と長期的な経過観察が必要だと思う」と話している。


2011年11月24日 読売新聞)



(引用終了)


実を言うと、うちの妻も、偏頭痛が続くので病院で血液検査をしました。


異常値では無かったものの、この報道と全く同じ傾向で、フリーT4が低下→TSHが上昇していました。


「原発事故との関連は不明」ということですが、80%でこのような傾向が見られたということは、やはり何らかの因果関係があると思います。