カリおやじのささやき

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対 キッズパワー 2-5負

後期のスタートでしたが、初戦でつまづいてしまいました。
結論からいうと今日に関しては、試合に対する準備、集中力、個人、グループ全てにおいてキッズパワーさんの方が上で完敗でした。

学校行事などで普段のスタメンメンバーが多く欠けてしまっている状況でしたが、今回の試合についてはそればかりが敗戦の原因ではなかったと思います。
ゲームが始まってすぐに感じたことは、全体が前がかりになっているものの誰も競り合いに対して良いポジショニングを取っておらず、まるで競り合いには100%勝てるから、オイシイところだけ狙っていようと言わんばかりの位置にいる選手が多く、初めの競り合いで負けると急に慌ててボールに出ていくが、間に合わず一気にスペースへ出され押し込まれるという展開が続きました。
それでも相手のミスで先制できてしまったことが、このゲームの雑さに拍車がかかってしまった一つの要因でもあります。たびたび裏を取られるうちにFKを与えそこで同点にされ、その後もルーズボールが拾えず、マークも曖昧な状況が続き前半終了間際にGKのミスから失点。この失点は確かにGKの凡ミスではありますが、DFラインの裏へ出たボールがアウトすると思い込み追わないウチのDFと諦めずに追った相手選手の違いが出てしまいました。

後半、立ち上がり早々に一度は同点に追いつき流れがやっと来たように思えましたが、その後勝ち越し点を許してからは守備陣が崩壊してしまいました。後半の3点は確かに素晴らしいシュートであったとは思いますが、3点ともゴール前の守備でありながら、ブロックではなく奪いに行ってしまい外されて打たれてしまったり、中途半端なクリアで相手に打たれてしまったりと、基本的な守りの原則を忘れてしまったかのようなプレーが直前にあり、やられるべくしてやられたものだったように思えます。

今にして思えば、泥臭く競り合いや拾い合いをやらず楽に裏へ抜けようとしたり、個人の突破に執着しずぎる前線、相手との拾い合いを意識せずに攻め上がることばかり考える中盤、曖昧なマークと雑なライン、不用意に飛び込むDF。全てがダメでした。
不在者が多く、難しいゲームになると試合前に説明してはいたものの、前期1位になった安堵感と、前期同じ相手に大勝していることもあり、やはり選手たちの中に「この試合は勝ち点3を楽に取れる」という慢心のようなものがあったのだと思います。自らの都合を優先してしまうような者が出てしまったこともそういったことが原因だったように思えます。
そういう雰囲気を作ってしまった私も含めたチーム全員の失敗であり、彼らの最大の強みである「真面目にひたむきに頑張る」姿勢が見せられなかったことが負けたこと以上に悔しく思います。

次の試合まであと2週間、もう一度初心に帰り頑張ります。

U15担当
金子大輔