今回は小倉第一病院 接遇委員会 委員長の石井義輝ドクターとの本音対談です!目目 看護師 ナースなあなたはもちろん、接遇に気をくばるジェントルマンなドクターも楽しめる投稿です。 ぜひ、ご一読をハート

 

奥山「石井先生、医者ってなんで接遇悪い人が多いんですか?」

 

 

石井「いきなり聞きにくい事、はっきり聞いてくるねぇ(笑)。だって、僕らが若い頃は接遇いい外科医なんてほとんど見た事ないもん」

 

奥山「なんでそうなっちゃうんですかねぇ・・・。医は仁術じゃないですか。博愛の精神はどうしちゃったんですか、博愛は!」笑い泣き

 

石井「うーん。特に外科医なんかは『治してナンボ』ってとこあるからね。腕がいいとどんなに接遇悪くても患者さんが『ありがとうございます』って頭を下げてくれちゃうし。外科医ならどんなに難しい手術でも『絶対成功させてやる!』って気も強いしね。そして上手くいくと『ほうら、どうだ!』にもなるし、当時は周りの先輩や教授の中にも、接遇がいい人はすごく少なかったから、そういう人をモデルにしていつしか自分もそうなるのかもねぇ」痛い! ポカ!痛い! ポカ!痛い! ポカ!

 

奥山「なるほど。環境要因が大きいってわけですね。でも、看護師は自分のチーム医療の一員じゃないですか、なのになんで我々をボロクソに言ったりするんですか。ドクハラですよ、ドクハラ。」ドクロドクロ

 

石井「さすがに今の若い医者はそうでもないでしょ?僕らの若い時は医者の世界って言ったらもうすごいパワハラなのね。教授に逆らったりしようものなら『この近辺では働けないようにしてやる!』って圧力かけられたりね(笑)日々ストレスとパワハラな環境。またそこに看護師さんを顎で使う先輩を見て育ったりすると疑問を感じなくなったりするのかもね。僕はありがたいことに環境がよかったから、そんなこと言われなかった。だから接遇いいでしょ。」ドキドキドキドキ

 

石井「それに僕は、医者になりたての頃、バリバリの病棟師長さんがいておむつ交換やら清拭やら一緒にさせられたんだよね(笑)これからの医者はこういうができないとダメだって。あの経験は今となっては本当にすごくよかった。ナースの事情もわかるようになったしね。チーム医療って自分達(医師)だけじゃできないって痛感したし。」トボトボトボトボ

 

奥山「そんなパワハラな世界なんですね。虐待を受けると虐待してしまう的な感じなんですかねぇ。」

 

石井「そう考えて許してあげて(笑)お願い 外科系なんて特にそうかもしれないけど、やっぱ『腕でしょ』ってのがあって。下手に優しい?ペコペコ?そういったのに逃げんな的なところもあるかもしれない。そんなとこより『腕みがけ』っていう・・・。」殴る殴る

 

奥山「なんか少しだけ理解できてきたような、、、。照れ

オペ室の時、鈎持ちしてた先生がよく居眠りしてて怒鳴られないように起こしてあげたのに、術者になった途端、

『あれだせ』『これだせ』『何回も言わせんな!』

なんて威張るようになって本当に頭にきたことありました。何度も助けてあげたのに(笑)って。」

 

石井「そりゃダメだね、恩は返さないと。パンチでも新人の頃なんか自信もないのに責任だけは大きくなるから周りに気を使っている余裕がまったくないんだよね。もう必死。そういうのもあるかもしれない。」メモメモ

 

奥山「命を預かるんだもん責任重大ですよね。そう思うと、ドクターの中には医局に寝泊まりしてんじゃないかって人も多いですもんね。当時はどんだけ病院好きなの?って陰口言ってましたけど、よく考えたら医者が少ないから勤務が大変なんですよね、きっと」

 

石井「そうなのよ。医者になりたての頃なんてホントに給料も安いし、激務なのに帰れないしそれはそれは大変なんだよ。僕らの頃の研修医は『1日いくら×月20日ちょっと』みたいな給料だったから、時給計算したらマクドナルドのバイトの方が上だったりしたからねぇ。医者の労働環境ってホント、よくないんだよ。身近にいるナースくらいには解って欲しいって甘えもあるのかな。」チューチュー

 

奥山「うーん。看護師の頃にこういう話をちょっと聞いてたらよかったです。もうやだ~そしたら少し横暴なドクターも許せたかも。でも石井先生は接遇いいじゃないですか。ドクターが接遇委員会の委員長になるってまだまだ少数派ですよね?」

 

 石井「これからこんなふうに本当のチーム医療ができるように医者も看護師も分かり合えるようにしていかなくちゃいけないと思う。僕ら看護師さんいないと困るし汗ただ世代ってやっぱりあるから、僕らくらいの世代から変えていかなきゃいけないと思う。でも医者って医者のいう事しか聞かない、聞けないってとこあるのね。だから僕は、接遇委員長を引き受けたワケですよ。患者さんはもちろんだけど、一緒に働くスタッフへの接遇も大切にして本当の意味でもっともっとディスカッションしてチーム医療をやって行く時代なんだということを僕らで発信していけば変わってくるよ。がんばりましょう」ビックリマークビックリマーク

 

奥山「そうですね、心強いです。我々から発信していけばいいんですよね。私はクリニック開業時の接遇トレーニングなんかもよくお引き受けしますが、開業される先生ってとっても親切で接遇もいいんですよね。経営にも関わってくるから真剣になれるんですよね、きっと。ドクターと患者さんのこと本音で話し合って少しでもいい看護を提供したいって心から看護師は思ってるんです。石井先生、今後ともいろんな方面で一緒に考えていってください。よろしくお願いします」合格合格合格

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