私にとっての母親とは

・世界中で一番強い人
・365日休まず母親業をしている人
・無遅刻、無欠席、誰よりも早く起き、誰よりも遅く寝る人
・無給で母親業をしている人     
・報われなくとも死ぬまで家族のために尽くす人
・子供からバカにされたら笑ってる、もしくは鬼のように怒る人
・家族の誰よりもお金を使わず、家族のために稼ぎ貯める人
・着飾りもせず、目立たず、子供の輝くことだけに全力を注ぐ人
・時として、何を楽しみに、何を生き甲斐にしているのか子供にはわからない人
etc.



初めて保育所に行った日、
母親の姿が見えなくなると「捨てられた」と思った。

小学生で半年間入院した時、
個室に入院させてもらい、病院の食事だと「力」にならないと
炊飯器を病室に持ち込み、三食とも食事を作ってくれた。

中学の卒業旅行前日、
制服のありとあらゆるところに「千円札」を縫い付けてくれて
規定の10倍のお金を隠し持たせてくれた。

高校時代、
検便を忘れてあきらめていたら、電車を乗り継いで持ってきてくれた。

受験時代、
有名な神社、仏閣を周り、お百度を踏みながら合格祈願をしてくれた。

大学時代、
理系のため宿題が多く、ほとんど徹夜で仕上げていた時、
ずっと起きてくれていた。

出張だらけの社会人になって、
私に心配させてはいけないと、交通事故と階段から落ちて骨折したのを
黙っていた。

大学院時代、
勉強するよりも結婚して欲しいと願いながらも
部屋中が資料だらけになっても、何一つ文句も言わなかった。


私は母親の望む通りにはならず、
アラフォー独身サラリーマン。

母親の言うことも聞かず、
人にだまされて大金を失ったり、
良縁を逃したり・・・。

自由気ままにここまで生きてきました。

いつもそばにいてくれたのに、
気付かない、気付かないフリをして過ごしてきた。

残された時間はあとどれくらいあるのだろうか?

いつまで一緒にいることができるのだろうか?

私がいたことを覚えてくれているだろうか?


お金も教養も無く、我慢強さだけは人一倍、
私を育てるために生まれてきたような人。


いままで、ごめんなさい。
いままで、ありがとう。

これからも、よろしく。



どんな姿になっても生きていてください。

私はここにいます。


I will 解放区
                                                                                       青いターバンの少女


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