公認会計士 大橋敏彦のブログ

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会社のマネジメントについて、日々考えています。

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「10年間の努力が実った」

「50日間の準備期間があったが、これは10年前に始まったプロジェクトだ」

「われわれはクリンスマン氏とともに始動し、それを続けた。
最大の強みは、優勝までたどりつけなくても成長を続けたことだ」

これらは、24年ぶりのワールドカップ優勝を果たしたドイツ代表監督、
レーブの言葉です。
重みのある素晴らしい言葉だと思いますが、
特に「10年前に始まったプロジェクトだ」という部分に惹かれますね。


思えば、ドイツ代表が超高齢化して、U38代表などと揶揄されたのは
98年フランス大会のころでしょうか。
前回優勝した90年イタリア大会から8年後のことです。

当時のドイツ代表の、変わり映えのしないメンバーによる
魅力のないゲームを見て、ああドイツも終わったなあと思ったのを覚えています。

その印象は準優勝した日韓ワールドカップの時も変わりませんでしたが、
06年ドイツ大会のころから新しい才能の息吹を感じさせ、
そして今大会では素晴らしいポゼション・サッカーでブラジルを粉砕し、
決勝では持ち前の「ゲルマン魂」で優勝をつかみ取りました。

まさかこのような見事な復活を成し遂げるとは…
ある組織に、すぐには失われない確かなものを植え付けるのに
やはり10年という歳月をかけ、腰を据えて取り組む姿勢が必要なのだ・・・
レーブの言葉はそう教えてくれます。

そしてそれは、会社の経営でもまったく同じことです。

機会があれば10年間のプロジェクトの内容を
レーブにじっくり聞いてみたいものですね。