なすのひまつぶし

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素人評論について思うところ

最近はツイッターが全盛期ですね。
FBやらなんやら、SNSにはたくさんの評論家があふれてます。

先日もパリで大規模なテロが起き、いろんな人がいろんな意見を述べてます。

でもなんか個人的に疑問なのは
ああいう論評で価値のあるものってどれぐらいあるんだろうってこと。


なんかざっと見ても
誰かの意見の受け売りであったり、
既存のテンプレに当てはめてるだけだったり、
自分より知的レベルの低そうな人をマウントするだけだったりして、
事件そのものを分析してるのは皆無な気がします。


別に自分もちゃんとした意見が言えるわけではなく、むしろ世の中のことについては無知ですけど、なんだかね。


まあSNSの有象無象に期待することではなく、ちゃんとした専門家サイトを探せばいいことですけどね。




最近目から鱗が落ちたのは
「たとえ話というのは教養がないと理解できない」という話です。

たとえ話に限らず、いろんな事象について当てはまることですね。

ネット見てても、命題の整理をしないまま意見を述べてる人はやたら多い。
ある命題が真でもその逆は真とは限らない、そもそもそれはその命題の逆なのか、みたいな話。
1bit脳に陥る人にありがちな傾向です。

ああいうのも、昔の自分は「釣りをするためにわざと穴のある論理展開をしてるのではないか」とか思ってたんですが、最近気づいたのは、あの中のはどうやら本気でやってるらしいということ。

けっきょくこのレベルの話でも、一定の教養というのは必要らしい。

SNSみたいな一定の教養が担保されない世界での論評は、どうしたって低質になってしまうもんなんですね。




安保法案についてわかりやすかったのでメモ

安保反対デモの映像が気持ち悪かった

70年代の亡霊が蘇ったみたいな安保反対デモ


自分としては個人的には現行の安保法案は反対でなんだけど、

安倍総理には「鳩山みたいなのが総理になっても大丈夫な法案なんすか?」と問いたいけど

それはそれとして気持ち悪かった






1.なんで彼らは歌って踊るのか


雰囲気づくり
・・・歌や踊りのセンスがどうかは置いといて、

そもそも雰囲気で反体制運動に参加させようという発想が
根本的に異常で狂ってる





2.若者を前面に押す汚さ


これも雰囲気作りでしかない


そもそも彼らは若者の中から選挙で選ばれたわけでもなんでもないのに
ただ同世代というだけで若者の意見を代表したことにしてるのがが傲慢

あくまでも1人の国民として、自分自身の意見として参加すべき

成人として扱われる以上、
若さは特権でも免罪符でもなんでもなくて、
おっさんだろうが若者だろうが1人の意見の重さは同じなんだから



また若者を客寄せパンダとして前面に立て
おっさんたちがこそこそ隠れてる

楯にしてるだけだろ

おっさんが若者の陰に隠れてるのが非常に気持ち悪い








といった感想。


たぶん今年はこれから
安保法案から安倍談話に至るまで
左翼の断末魔みたいな悪あがきを見させられて
今以上にうんざりさせられるんだろう




彼らのせいで正常な権力批判が全く行われなくなってしまったのが
日本にとっての最大の不幸だと個人的には思う

東芝の不適切な会計処理って具体的になんなのか

東芝の不適切な会計処理って具体的に何なのと思ってちょっと調べてみたけど
いろいろありすぎてよくわかりません。

とりあえず1つわかったのは工事進行基準についてなんで
それだけメモしとこうかなと。


検索してたら「工事進捗基準」とかいう謎単語使ってる教授もいました。
解説してる方もわかってないじゃん・・・



まず「工事進行基準」というのは
完成までが長期にわたる工事について、
工事の進捗度合いに応じて売上を計上する、
という基準です。


原則として、売上というものは「実現主義」によって認識されます。
「実現主義」とは、つまり売上が実現したときに売上を計上しよう、というものです。

たとえば「商品の販売」なら商品を受け渡した時点、
「家賃収入」なら期間が経過した時点、ということになります。


大規模工事の場合はというと、
工事が完成し、相手に引き渡した時点で、ということになるわけです。



しかし、会計年度というのは通常は1年で区切られます。
完成まで何年もかかるような長期工事についても厳密に実現主義を適用すると、

・・・たとえば3年かけて工事して3年目に引き渡す、というものだとすると・・・


1期目も2期目も活動してるのに、売上が立たないので損益が発生しません。
ようやく3期になって利益がドカンと出ることになります。

これは企業実態をあらわす財務諸表としてどーなん?
ってことになってしまいます。


なので実現主義の例外として用いられるのが「工事進行基準」。


具体的にどう処理するかというと・・・


たとえば完成引渡時の受注額を500億円で契約したとします。
一方で、総工費は400億円と見積もってるとします。


で、1期目の工事で100億円かかったとしたら

100億円に対応する受注額は125億円ってことになります。


これを1期目の売上として認識しよう!ってことです。



【工事進行基準】

   売上  原価 利益
1期 125億 100億 25億
2期 250億 200億 50億
3期 125億 100億 25億

【実現主義】

   売上  原価 利益
1期 0    0    0
2期 0    0    0
3期 500億 400億 100億


数値例にしてみるとこんな感じで差が出る。
これが工事進行基準です。

実際は最初の見積もりと総工費がズレることもあるんじゃねーの?とは思いますけど、その辺はここではどうでもいいので割愛。
一応補足すると、ずれた場合はずれに応じて原価率と売上を修正して計上するというだけです。




さて。
これを前提として、今回の東芝の件で出てくるのが「工事損失引当金」

これは割と最近・・・といっても2007年ぐらいだけど・・・から導入された比較的新しい会計基準です。

新日本監査法人のHPでも解説されてるよ!⇒工事損失引当金



工事損失引当金とは、工事損失の発生可能性が高く、かつその金額を合理的に見積ることができる場合において、工事損失から、当該工事契約に関してすでに計上された損益の額を控除した残額について計上される引当金をいいます。



これは割愛した部分にも関わりますけど、
実際工事してみたら意外と金かかっちゃって

受注額より工事原価のほうがかかっちゃうじゃん!
やべ!
ってなることも当然あるでしょう。


この損失ですが、工事進行基準で計上する場合は利益と同様に
損失も工事の進行度合いに応じて計上することになります。

でも赤字が出るとわかってるのなら先取りしてわかったときに計上しようぜ!
というのが工事損失引当金です。
保守主義の原則ってやつですね。


不適切処理の1つが工事損失引当金であるとすると、
今回問題なのは架空利益や損失隠しじゃなくて「期ズレ」なのかなって思いますが

詳細把握できてないので
とりあえずここまで。

新幹線で焼身自殺した爺さんの人生を決めつけてみよう

2015年6月30日。

ギリシャがデフォルトするかもしれねーと言ってたら
先手を打ってプエルトリコがデフォルト宣言し、
新幹線が燃え、箱根山が水蒸気爆発(ふんか)しと
イベント目白押しだった1日です。

その中の1つ、
東海道新幹線火災



犠牲になった人もいるので
あんまり茶化した書き方は良くないとは思うけど

案の定というか
自殺の背景には社会に対する訴えがあったんだとかなんとか
いろんな裏読みする人たちが
ネット社会にはワラワラあふれてるので、
なすさんもたまには
そういう野次馬たちの真似してみようかなと思いました。




杉並区在住の71歳、
林崎春生が新幹線で焼身自殺した理由は何だったのか。





焼身自殺っていうと
まず思い起こされるのがイスラム過激派のテロ。

そう言う連想もあって、
自殺の裏には何か政治的な訴えがあったんだ!みたいな意見が散見されます。
ちょっと検索してみると、
常磐大学院だかなんだかの犯罪学の教授が
「焼身自殺の背景には、特定の個人や社会に対する抗議の表明であることが多い」
と語ったなんていう記事も。


一応記事のリンクを貼っておきます⇒産経新聞


(まあこの教授はあくまで「多い」と語ってるだけで、今回自殺した人がそれに該当するかは(おそらく)語っておらず、にもかかわらず記事の書き手が「教授はそういう意見だ」とミスリードするためにくっつけただけという気もしますが。)





で、実際はどうなんだろう。


死に方が自爆テロっぽかっただけで、
別に社会への訴えなんかなかったんじゃないかと個人的には思います。



だって何かを訴えるためにこんな過激な死に方するんなら、

自分なら
絶対遺書残します。
マスコミにも手紙を出します。
ネットにもひひひひひーとか書き残します。

死んだ後に誰かが自分の意図を汲んでくれるように。



そういう形跡が身元が判明した後になっても出てこないのなら、
そういう意図はそもそもなかったんじゃないかな。

(これから出てくるのかもしれないけど)






上述の常磐大学院の教授が語ってる記事では、それとは別に、
新潟青陵大の社会心理学の教授が
「無関係の他人を巻き込んで自死する『拡大自殺』を試みた可能性は否めない」
と指摘してますが、
巻き添えを狙うのなら東京駅(か、品川駅?)から新幹線には乗らず、
山手線か中央線に乗るんじゃないかな。







また、一方では年金の額が不満だったと愚痴ってた話もあります。
月額・・・なのか2ヶ月分なのかわからないけど、24万円貰ってたとか。



それだけ貰えりゃ十分じゃねえか、
将来はもっと貰えなくなるのに貰える分際で文句言ってんじゃねーよと
例によって若者たちから不満が噴出してますが・・・


まあそれはそうなんだけど、
でも実際に死に至ったのは金額の問題じゃないと思うんですよね。


2ヶ月で24万円あれば
節約すれば生きてけるかもしれないけど、


そういうしょぼい生き方で
あと数年で死ななければならないという
目の前にある現実に気付いただけなんじゃないかな。

自分のつまらなかった人生の残り時間を数えてしまったんじゃないでしょうか。



たぶん中高年の自殺で一番ありがちな理由です。



爺さんには深い考えなんてなかったんだと思います。




今回の自殺は、
死に方が派手だったせいでつい錯覚してしまいますが、
日本で年間3万人いるという
普遍的な自殺者の一例でしかなかったんじゃないかと思うのです。











では、なんで新幹線で焼死するなんていう
エクストリームな死に方を選んだのか。






これにも深い理由はないんじゃないかな。



たぶん自殺した人は、単純に、

新幹線の中で死にたかったんじゃないかと思います。







今ちょっと調べてみましたが
新幹線の開通は1964年(昭和35年)だそうです。

今から51年前。



自殺した人は71歳だそうだから、
20歳前後くらい。

この人の人生が一番華やかだったころですよね(決め付け)



たぶんこの自殺した人は、

自分が一番華やかだったころの思い出に浸りながら死にたかったんじゃないかな。








でも新幹線で死ぬにはどうすればいいんだろう?


首つりはできない。
飛び降りることもできない。

手首を切っても周りに客がいるから、死ぬ前に手当されるかもしれない。



なら燃えればいいじゃん! ピコーン










この程度の理由だったんじゃないかと思います。



要約すると、70年生きたけどこの先いいこともなさそうだし
どうせなら新幹線で死にたかったけど
良い方法思いつかなかったから燃えてみた、
ということです。





まさか一酸化炭素の煙に巻かれて巻き添えになる人が出るなんて想像もしてなかったし、
そもそもこの人の頭ではそんな知識すらなかったんじゃないかな。





浅墓に死ぬ人は
死に方も浅墓だったのです。








全て勝手な想像だけどね。




まあどんな理由であろうと
巻き添えになり、理不尽に命を断たれた桑原さんは可哀そうとしか言いようがなく、
ご冥福をお祈りいたします。




そして
まかり間違ってこの過疎ブログに迷い込んでしまい
駄文を読んでしまった若者にはこう伝えたい。





こんな死に方すんなと。





将来は年金貰えないかもしれないし

団塊老人たちに食い荒らされた未来しか待ってないかもしれません。


しかしこの爺さんを死に追いやったのは貧困ではなく、

自分が死んでも悲しむ人がいない、
悲しむ人がいることを想像することすらできないという
他者とのつながりを失くした人生そのものだったのではないかと思います。




だからこんな死に方するなと。

こんな死に方をするような生き方をするな、と。


貧乏でも誰かとつながりをもって生きていただきたい。



という綺麗ごとで
今回の記事は締めることにいたします。



まあ貧乏よりは金があるほうがいいけどね。









これ書き終わった後で爺さんの家から

戦争法案断固反対!命をもって抗議する!

という殴り書きがでてくる
可能性もゼロではないので
ここに書いたことの大半は実在のニュースから着想を得たフィクションであると付け加えておきます。
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