まずは、4月22日開催「JUKE BOX vol.2」と
4月23日開催「見逃した君たちへ ～超絶48 リバイバル公演～」、
「のらちぇる総まとめ」にご来場いただきました皆様
ありがとうございました。
そして踊ってみたにいた7年間、お世話になった皆様。
長い間本当にありがとうございました。
のらちぇる総まとめのMCでは先にれいちぇるが話してくれたので
私からは特に話しませんでしたが、
なぜ区切るのかということに関してもう一度書いておきます。
「踊ってみたは趣味の世界だから」って言葉は
本気じゃない人たちのセリフだ！って
ある時から思うようになりました。
まぁもちろん趣味であってるんですけど、
でも自分ひとりで完結する趣味でもなくて
チームや仲間と完結する趣味でもなくて。
活動の場が広がれば広がるほど
色んな人に期待され、支えられ、必要とされ…
嬉しいや有難いの気持ちはもちろんですが
それ以上に「応えたい」気持ちが大きくなりました。
人生の中で考えたらほんの短い期間なんでしょうけど、
「誰か」の時間やお金や期待を「私」という人間が背負っているって
純粋にすごいことだと思います。
まさか踊ってみた始めたときはこんなこと想像もしてませんでした。
というか、そこまで深く考えてなかったんです。
踊ることが楽しかったし、友達が出来てうれしかった。ただそれだけでした。
ニコニコ大会議見に行って「私もこんなステージに立ちたい」とは思ってたし
そのためには動画伸ばして有名になって人気になって…っていう
プロセスが必要なのも理解していたけど、結果、楽しければ良かった。
純粋な「趣味」として踊ってみたを楽しんでいました。
でも、イベントという文化に触れて出演しはじめ、
公式のイベントとかにも呼んでいただけるようになり、
「のらさん見たいからイベント行くね！」って声かけられたり
物販（をやりはじめたのはだいぶ後々だけど）に来ていただいたりと
どんどん「誰か」の「何か」を背負う感覚に寄って行きました。
あ、私ひとりが楽しむ「趣味」じゃもうだめなんだ。って。
「踊ってみたは趣味の世界だから」で片づけちゃだめなんだって。
自分が楽しいことを自分の趣味でやっている、という面は
7年前も今も変わりありません。
ただ「やりたいこと」と「やれること」と「やるべきこと」の
天秤を常にかけるようになったのが違いかなって思います。
話を戻して、何で区切るのかということについてですが
その「やるべきこと」の部分が強いです。
私も踊ってみた始めたころは、
踊り手や歌い手が引退しますって言っているのを
「いや、芸能人でもないのに引退ってｗ」って思ってみてました。
ではなぜ私も「区切りをつけます」と宣言したかというと
散々今まで応援してくれたり支えてくれた人たち、
私の活動を少しでも楽しみに思ってくれている人たちに対して
うやむや・ぼんやり・フェードアウトとかが
あまりに失礼すぎると思ったからです。
せっかく出会って、せっかく関係を築いたのに。
せっかく遠征したり仕事休んだりバイト頑張ったりして会っていたのに。
そんな皆さんに対して、一方的に連絡もなく環境を変えることはできませんでした。
本当はまだまだ踊ってみたやっていたいし、
みんなともっと遊んでいたいけど、
やっぱり7年間突っ走ってきてたまってる疲れもあるし、
本職の仕事もどんどん求められることが多くなって、
これまでのペースで続けるのは潮時だなって。
そう思ったときに、浮かぶのはみなさんの顔で。
推しが卒業してしまうつらさは私も何度も経験したから
そんな思いをさせてしまうのはとっても心苦しいけれど。
でも、猶予期間もなくやめられるほうがもっとつらいのを
私は身をもって知っていました。
やめちゃうって知ってたらもっと早く会いに言ってたのに！
来年から東京出るから現場行こうと思ってたのに！
そういう後悔は消化されないままずっと引きずっちゃうから。
だから私は2016年8月の超絶48 Last stageで「区切りをつけます」と
あらかじめ宣言をさせていただきました。
本当は宣言なんてしないで、ぼんやりさせておきたい気持ちもあります。
でもそうもいかなかったが故の「区切る」です。
「やめる」じゃなくて、「区切る」。
「引退」じゃなくて、「区切る」。です。
この7年間、踊ってみたが私のすべてでした。
楽しかったからあんまりそういうつもりもないけど
多分色んなもの犠牲にしてきたんだと思います。
でも、得るものもすごくたくさんありました。
通勤中も、仕事中も、飲みながらでも
ずーっと踊ってみたのことばっかり考えてた。
ずーっとみんなのことばっかり考えてた。
どういうセトリにしたら喜んでくれるかな。
あの人くるって言ってたからあの曲やろうかな。
大阪のイベントオファーきたけどスケジュールしんどいな。
でも関西のお客さんにも会いに行きたいから頑張ろうかな。
もっとお客さんと楽しい時間を作りたいな。
じゃあイベント自分で打ってみようかな。
友達同士で仲良くイベントやるのも楽しいけど
これからの踊ってみた支えてくれる子たち育てたいな。
とか。
もう本当に、無限大に、そういうことばっか考えてたんです。
だから、その生活に「一区切り」です。
私、みんなが楽しんでくれるように頑張ってたつもりだから
結局みんなも楽しむために必死だったと思う。
情報も追わなきゃいけないし、チケ取り戦争しなきゃいけないし、
お金もかかるし時間もかかる。
楽しい反面、大変だったのはきっとみんなも同じです。
だから区切りをつけて、ちょっとだけ深呼吸しよう！
もっと新しい趣味が見つかるかもしれない。
もっと推せる人が見つかるかもしれない。
もっと寝れるかもしれないし、お金もたまるかもしれない。
今の環境が楽しいと、どうしても離れがたいけど。
でも世の中には楽しいことたっくさんあるから！
そして人生は1回きりだから！視野を広げてみよう！
「やめる」わけじゃないので、ゆるりと、気まぐれに
今後も何かしらするかもしれません。
MCでもTwitterでも散々言ってるけど
忙しくてないがしろにして撮れていないソロやコラボ動画たちを
残したいなぁって気持ちもあります。
そうじゃなくても、踊ってみたの現場にいれば、どうせいつか会いますｗ
またその時はワイワイお話しましょう！
そしてふらっと踊る機会がまたいつかあったら
そのときもしみんなが暇だったら
ぜひ足を運んで懐かしんでくれたら嬉しいよ！アウェイつらいから！ｗ
7年間、がんばったのらさんと
がんばったみんなは、ここで一区切りです。
今まで本当にありがとうございました！
素直に受け止められなくて最後のMCでしか言えなかったけど
「のらファン」「のら推し」のみなさんが心の底から大好きです。
思いやりがあって、優しく見守ってくれて、
「私のファンはこんなにいい人なんだぞー！いいだろー！」って
胸をはって自慢できるファンのみなさんでした！
どうか亡霊にならずｗ楽しい日々を送れますように。
2017.04.28 のら
