新曲アップロードしました。


【GUMI】崩壊トランスコード【オリジナルPV】



ある男の悲劇を題材に作曲作詞を行いました。

絶対的なものは存在しないと思っています。
存在するとしたらそれは、相対化されていない
ひとりよがりな独善的なものでしかないと。

母は最初の他人であり、僕らは鏡像段階を経て
自分というのが世界とどういう関わりになっているか、
そして他者と自分の距離を知っていきます。

距離を縮めたり、遠ざかったり。
寂しさを埋めたり、煙たがってみたり。
好きになったり、嫌いになったり。

辛いことも多いですが、でもそれは自分を相対化
することにつながり、とても価値の有ることだと思います。

そんなことを思いながら、僕の作品(ある種独善性の極みという
ものですが)に付き合ってくれ、様々な手段を経て相対化してくれた
制作陣に最大限の賛辞と感謝を。そしてこの広大なネットの
海で僕に関心をいだいてくださったあまたの方々にも
多大なる感謝を。

ゆらゆらとたゆたうチントンシャン
これって夢かしら?
クラクラと酩酊状態の
意志がはじけ飛ぶ
あら?あら?と目覚めた君と
不意に遊びだし
チラチラと燃え尽き症候群
朝はまだ長い

打ち上げ話の記憶がグルグルと溢れ出す
膝を立てて哂い飛ばすの?
「大丈夫だって」気安い優しさは要らないよ
何時まで経っても何処までいっても
目隠しゲームが終わらない

見てるだけ 見てるだけ? 
拡がる世界の片隅
僕の痕が消えていく泡のように
鮮やかに彩った
未来予想図も忘れて
霞む気持ち夕暮れ窓際に捨てて

ヤニクラでふわりと宙ぶらり
空も飛べそうさ
ゲホゲホと血まみれ短命症)
夜はすぐそこだ

ガラクタ仕掛けの
壊れた秒針が溶けていく
臍を噛んで右手汚すの?
「ずっとそばにいるよ」
哂えない冗談が欲しいんだ
10年経っても100年経っても 
もってるアイツに届かない

笑えるね 笑えるよ
閉じてく視線の彼方に
遠ざかる影懐かしい夢を見た
満たされた灰皿の
消えないタバコの煙と
去った君の残り香部屋隅に溶けて

嗚呼 解けないこの糸を
辿り辿って着いた先は暗くて
つかめそうなあの頃の僕が
逃げてく

見てるだけ 見てるだけ?
拡がる世界の片隅
僕の痕が消えていく泡のように
からっぽのペアグラス
こぼれた雫の音色よ
眠る街の朝焼け窓際に響け

ドロドロと吐くもん吐いちゃって
禊済ませたら
さらさらと書き置き書いちゃって 
僕は空を飛ぶ
どうもありがとうございます!
ボラギノール佐和山です。

今年くらいからDTMを使って6作(うち2作は
まだ発表してませんが)制作してまあ曲も合計で30曲くらいは
作ったんじゃないかなあと思います。制作するごとに段々と
スピードは上がっていき、大体1週間ちょいあればある程度の完成品は
作れるようになりました。自分のメロの引き出しもその過程で
だいぶ整理されてスパスパ出るように。

でも。

少しずつできるようになってくるとわかってくるのが頂きの遠さ。
やればやるほど安直な批判などは不可能になり、皆がどれほど
その楽曲に時間をかけ、丁寧に作ってきたかがよく分かるように
なりました。そんな頂きに君臨してる方々に少しでも近づけるよう
もっともっと努力ですね。来年に向けて課題がたくさんできました。

もっと研鑽してクオリティの高いものを作っていこうと
心に誓い。

来年も頑張って制作を続けていきますので、
その際は是非お聞きくださると、幸いです。

それでは、良いお年を。
年末です。急に寒くなりました。
お布団が恋しくて、入ってしまうと抜け出せない
極めて小悪魔なツールとなる昨今ですね。

さっき、進行していた曲のミックスダウンが終わって、
いつもマスタリングやってもらっているserさんに依頼して、OKだった
のでとりあえず何とかこの曲で僕がやれることは終わったなーと。

あとは協力してくださる方の頑張りを見守りながら新しい音楽を
作るだけですね。

デーモン・アルバーンがヤク中でほんと廃人寸前だった時に
「まるで世界がトランジスタラジオから生まれてくるみたいだったから
プロザックをやめた」みたいなこと言ってたと思うんですが
作曲したり作詞したりしてる最中になんかそういうものから
生まれてくる感じがします。

ザッパかだれかがクレイアートで口から人の顔が出てその人の口から
また人の顔が出て・・・なんてのがあったけどそういう感じでもあります。

頭には訳のわからないことが渦巻いていて(そりゃ僕だけじゃなくて他の人も
そうですね)そこには信じられないくらいどす黒いことがあったり
綺麗すぎて住めないような河みたいなものだったり、言ってしまえば
二律背反。その中からなんとか糸をつないでいってそれをまとめて
すくい取って・・・。

最終的には歌詞とメロディに置き換える。
歌詞とメロディを彩るオケを作る。絵師さんが絵を描く。
動画師さんが動画をつける。そして発表する。ひとつの作品として。

なんかよくわかんないけど、凄いことですね。
ほんと、凄いことです。1+1が2なるわけですから。

結局何が言いたい文章か分からなくなりましたが、
まあ創作全般で苦しんでんのは僕だけじゃなくて、皆もそうで
そういう人と何かたどたどしいながらも話をして一緒に作品を
組み立てていくとそこはいつの間にか「道」になってるんだな、ということです。

そんな訳でリリースできそうになったらまたお知らせしますー。