今日は、ただの貧血じゃない、隠れ貧血の話です。

「鉄」という栄養素については知らない方はいないでしょう。

詳細は知らなくても、身体にとって重要な栄養素であることはおわかりであると思います。

鉄は体と心の両方に必要な栄養素。血中ヘモグロビンを作るのに使われ、血液中の酸素循環と同時に、「セロトニン」など、脳内伝達物質を作るのにも使われる重要な物質です。

重要な栄養素だからこそ、体はいつでも鉄が使えるように、肝臓をはじめとしたあらゆるところに「貯蔵鉄」を準備しています。
そんな貯蔵鉄があるからこそ、見分けがつきにくいのが、「隠れ貧血」「隠れ鉄分不足」とも言われる潜在性鉄欠乏です。

鉄が不足すると、体はヘモグロビン値を一定にキープしようとして、貯蔵鉄の中から鉄を使います。貯蔵鉄が減り始めると、イライラしたり気持ちが落ち込んだり、ダラダラと身体がだるくなります。貧血にはならないし血液検査も正常なのに、調子が悪くなっている状態です。鉄を補給すると解消します。

・貧血じゃないから鉄を摂取する必要はない？
・男性だから鉄を摂取する必要はない？
→いいえ、そんな人こそ鉄分不足の可能性があります。

ストレス？イライラ？体がだるく憂鬱？

「潜在性鉄欠乏症」ぜひ意識してみてくださいね。

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