8月3日(月)からスタートし2日目が終わったところですが、1日目は、国務省教育文化局の担当者とプログラム作成者からのオリエンテーションの後、基礎的な理解として米国連邦制についてのレクチャー、米国の貧困と教育格差の現状についてリサーチされている方のお話をうかがいました。
2日目は、「National Federation of Republican Women (NFRW) 」、「Women's Leadership Forum Democratic National Committee (DNC) 」という、共和党・民主党それぞれの女性候補者をリクルートし立候補サポートを行う組織の担当者と、「Running Start」という若い女性の立候補をサポートする無党派的団体の担当者の話を伺いました。
政党や立場、年齢は異なりましたが、彼女達の発言には共通のことが多く、「女性は恥ずかしがり屋で前に出ないことが多いから立候補を進めるにも何度も誘うことが必要」、「若いうちから経験するチャンスを与え育てることが大切」、「身近にイメージできるモデルが存在すると一歩踏み出しやすい」など、自分自身の経験も含めて熱心にお話をしていただきました。
女性の焦点をあてた今回のプログラムですが、これまでお会いした方々のお話をうかがっただけでも、人は、性別だけでなく、人種、所得、育った環境など多様な背景から自らの価値感を形成し、自分の能力を磨き、それを最大限に活かして求める未来を掴み取っていくんだ、誰に遠慮をすることもないんだ、ということを実感しました。そしてそれは凄く心がワクワクすることなんだと、勇気を貰いました。
つまりは、彼女達がとてもパワフルで魅力的だったということ。
それぞれの訪問先の具体的な取組みの報告とともに、私が感じた心がワクワクするエネルギーを持って帰りたいと思います。
今年このテーマでプログラムに参加しているのは、私を含め6名の女性。
ワシントンD.C.から始まり、ニューヨーク、ミシガン州カラマズー、サクラメント、サンフランシスコを拠点に、それぞれの都市から日帰りで足を伸ばしたりしながら、アメリカの現状を吸収して帰ります。