失敗を恐れず挑戦しよう!というスローガンよりも大切な、たった1つのこと。 | うっかり女子でもちゃっかり生きる♪ADHD不注意優勢型・雨野千晴☆いつもココロはあめのちはれ☆

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頭の中が多動なADHD不注意優勢型・37歳で診断された超うっかり者の私でも、毎日楽しく生きられます♪失敗しても大丈夫♥自閉っ子&ADDタイプ兄弟子育て中シンママです。うっかり女子でもちゃっかり生きる私の日常を綴ってます(^O^)/

失敗を恐れない、ということ。






先日、ある先生からお聞きした話。






5年生になると、「バケツ稲」というものをやる学校は多いのですが。




バケツに稲を植えて育てるんですね。




その稲も、種(っていうのかな?)から子ども達が苗まで育てたもので



成長してきたら、その稲をバケツに植え替えるんです。








稲は、3つくらいを1つのバケツに植えると調度良いらしいのです。








だけど、子ども達は「せっかく育てた苗を全部植えたい!」と言い出したそう。
(牛乳パックにそれぞれ育てていたもの)



それで。





その先生は、子ども達のやりたいようにさせたそうです。






それを見ていた、理科がご専門の別の先生は、


「あれじゃ1つのバケツに植えすぎだから、間引いた方がいいよ。」




とアドバイスされました。





でも、担任の先生は、そうはさせなかったんです。





もちろん、その先生も、そのまま植えたのでは多すぎる、ということは知っていたのだけれど




敢えて間引かせなかったんです。






子ども達の「どうしても全部そのまま植えたい」という気持ちを大切にしたい。





まずは、やりたいように、やらせたい。




それで失敗したっていいんだ。そこから学ぶことがある。





そんなふうに思われてのことだそう。






そんなふうにしていると、子ども達の方から



「なんとか間引かなくても、このまま上手く成長させられる方法はないのか」



という話し合いが始まったそうです。






そして、先生から言われたわけでもないのに



何人もの子ども達が





ネットや本で調べてきたり、農家をやってるおじいちゃんに電話までして聞いてきたとのこと。






それほどまでに、どうしてもそのまま、大事にしてきた苗を育てたかったんだね。







だけど、その結果


やはり植えすぎのままは良くないのだ、抜くしかないという結論にたどり着いたんですね。







そして、子どもたちは稲を間引いたのだそう。






「間引く」という結果は、植え替えのときに、「植えすぎだよ」って指導して


すぐやっても同じだったろうけど。







そこで子ども達が得たものには






大きな違いがあるのだろうなぁと、私は感じました。















「失敗してもいい、失敗恐れず挑戦しよう!」

なんて、口で言うのは簡単。





だけど、本当に大切なのは









失敗しても大丈夫って、信頼して見守れること。









そうすれば、子ども達は日々の生活の中で



勝手に体験し、経験し、肌でその感覚を掴んでいくんだなぁって思いました。






そのために必要な、たった1つのこと。





それは、




先生自身が、親自身が、






私自身が






「失敗しても大丈夫」って、







自分に本心から思えているかどうかってこと。






そうすれば、わざわざ「失敗を恐れず~」って、声高にスローガンを掲げなくとも





自分自身が、そういう振る舞いになる。





そして、自分自身に対してそう在ることができるなら






相手に対しても、そうあれるんだなぁって

この先生のお話をうかがって、思いました。







このクラスの子ども達は、水遊び用のプールを家から持ってきて、そこにもっと苗をたくさん植えようと計画しているようです。






もちろん、子ども達の発案でw








今の学校は…なんて、耳にすることもあるけれど。




学校にも、素敵な人はたくさんいるよ。





私はこの先生が、大好きです。








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