No.99 うちの子に限って。。。 | NPO法人NMA

No.99 うちの子に限って。。。

平沼@NMAです。

最近、ペットを乗せている車をよく見掛けます。かくいう私も、たまにですが
家で飼っている大型犬の"彼"を乗せてドライブすることがあります。


同じ飼い主の立場として驚かされるのは、そのような車と信号待ちで隣り合わせに
なった時などに窺ってみると車内で放し飼いであったり、中には膝の上に乗せて
運転されている方がおられることです。

そういう方は、そのようなペットの乗せ方が運転中の携帯電話使用以上に危険で
あることを想像できないのでしょうか?

ペットの車内での放し飼いは、ドライバーの気をそぐだけでなく、運転の邪魔を
することもあり得ることは誰でも容易に想像できると思うのですが。


現実にペットの動きに気を取られハンドル操作が遅れたり、足元に入り込まれ
ブレーキが踏めなかったなどの原因で重大事故に繋がっている例もあります。
また一度でもペットを車に乗せたことのある方ならご存じと思いますが、人より
簡単にバンランスを崩しやすく、急カーブや急ブレーキの際に簡単に転がり体を
ぶつけてしまうこともあります。うちのような大型犬などでは、もし事故に遭い
転がったり飛んで来たりしたら同乗者を怪我させることになりかねません。また、
異常事態に興奮し、まさに凶器と化すこともあり得ます。


ペットが家族の一員であるならばチャイルドシート同様、大切なペットを不慮の
事故から守る装備をすべきですし、何より「絶対にウチの子は大丈夫」ではなく、
「もしかしたら」ということを予想して、他人をも巻き込む危険を避けることが
飼い主の義務ではないでしょうか。

最近ではケージやキャリーの他にもセーフティーシート、ベスト型のシート
ベルトなど実に多様なものが売られています。ペットを乗せて運転される方は
是非、そういう装備を活用していただきたいと思います。