No.94 車間距離 | NPO法人NMA

No.94 車間距離

齋藤@NMAです。


皆さんは、自動車・オートバイを運転する時に、前車と
どの程度の距離を空けて走行されているでしょうか?


高速道路ではこの車間距離の判断基準として、道路脇に50m、
100m等、車間距離用の標識を設置している場所があります。

何故、50m、100mと目盛りが付けられているのでしょうか?
ちょっと不思議に思ったりする事がありますが、実はこの車間距離
はある計算から算出されているそうです。

時速100kmで走行している場合、1秒間に進む距離は約28m。
人間が目で物を見てから脳が認知して必要な動作を開始するまでの
時間が大体1秒間かかると言われております。

高速道路の車間距離標識の最低の目盛りが50mですので、
最低でも約2秒程は車間を空けなさいという意味なのかと思われます。

反応速度については個人差もありますが、前車との車間は最低でも
約2秒以上あけた方が安全ではないでしょうか?


距離で前車との安全な車間距離を計るのは難しいかもしれませんが、
時間であれば、電柱や信号等の何か目印があれば容易に判断できるかと
思います。


運転中にふと気が付いた時、前車との間隔時間を計ってみては如何
でしょうか?
もしかしたら、この車間が事故回避に繋がるかもしれません。