私にとって、9/22/10は忘れられない日となりました。
先週の9wめの検診で、心拍の速さが弱まっていることを指摘されて以来、良からぬ予感を思っては
絶対大丈夫と言い聞かせて、一昨日の9w6dの超音波検査まで過ごしてきました。
朝晩2回に増えた黄体ホルモン注射に最後はすがるような気持ちで、何とかなると信じてこの1週間を
乗り越えてきました。
でも、その願いも虚しく、一昨日の検査で、140あった心拍がもう100を切っていることをDrから告げられ、
昨日朝一番に緊急で、もう少し性能の高い超音波の機械がある別のDrのところで、精密検査をしました。
検査中はいろいろな角度から写真を撮ったり、サイズを測ったりして、途中で赤ちゃんの心音と思われる
ドクドクという音と共に山形の波形も画面に登場し、その力強い音に、あ~、一生懸命生きてくれているんだな~
と感動して涙が止まりませんでした。
かすかな期待を胸に、この子は絶対大丈夫と言い聞かせながら、午後の検査結果のミーティングに
夫婦で参加したのですが、結果は心拍停止、私には動いているように見えていたのですが、
すでに心臓は止まってしまっていたそうです。
Drにもはっきりした原因は分らないらしく、何が悪かったということはないそうです。
昨日はちょうど10wにあたる日で、いよいよこれからと思っていた矢先の突然のことでした。
一昨日の超音波検査の後から、希望は捨てないようにと思いつつも、どこかで最悪なケースを
覚悟していた部分もあったので、一昨日は夜も眠れないほど泣きっぱなしでしたが、昨日はどこか冷静な自分も
いたりして、Drからの告知も落ち着いて受け止めることが出来ました。
今はまだ考えただけで涙が出てきてしまうけれど、夫や実家の母、親しくなったIVFオフィスのナースや
お友達の優しい言葉に支えられて、少しずつ今後のことを考えるだけの気持ちの余裕が出てきています。
この10wで赤ちゃんが私に教えようとしてくれたこと、きっといろいろあったんだと思いますが、
妊娠することの素晴らしさ、命の尊さ、そして長い不妊治療で自分の体に自信喪失していた私に、
私もお母さんになれるんだから自信持って生きて欲しいということを短い期間だったけれども、精一杯伝えようと
してくれたんじゃないかなと思います。
今はお腹の中に来てくれた赤ちゃんに感謝の気持ちでいっぱいです。
もう少し、家の中で閉じこもってばかりいないで、ハワイの美しい自然やビーチを見せてあげたり
すれば良かったな、と後悔することもありますが、きっとお空に戻った赤ちゃんは、またいつの日か
私達に元へ帰ってきてくれると思うので、それまでのしばしのお別れ、永遠のさよならではないんだ
と信じています。
これまで妊娠中もずっと応援してくれたブロ友さん、本当にありがとうございました。
気持ちがしっかり落ち着いて、またブログを書くだけの元気が出てくるまで、しばらくこちらは
お休みにしようと思います。
虹色