NHK・にほんこども新聞
■以前、別ブログを運営していましたが、やる気がなくなったので、無造作に放棄しました。

■管理人のことを知っていたとしても、どうか見て見ぬフリをしてやってください。

■管理人は素性を隠す目的で、ちょこまかと名前を変えますが、気にしないでください。最近、よそのブログの管理人と間違える方がいらっしゃいますが、たぶん間違いです。

■前アカでは日に何度も更新していましたが、今回は極めて気ままにやる予定です。

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【第33回】まちかど太公望

木乃伊的生活.web-マグロ

俗に、つり好きの人を「太公望」と呼ぶが、「太公望」とは、そもそも古代中国の国家・周の軍師、呂尚にまつわる逸話に由来する。それはあまりに有名な話であるし、世人にとって興味の薄いであろうそうした事柄について、懇切丁寧に説明するほど筆者は善人でもないから今回は割愛す るが、同じく「太公望」にちなんだ言葉でも、お隣の国・中国では「太公望の魚釣り」という言葉があり、それは日本で言うところの「下手の横好き」に近い ニュアンスを持っているというからおもしろい。言葉だけを拾ってみると、太公望は日本だとつり好きで、中国では磯野波平扱いといったところだろうか。

それはさておき、いつぞや筆者が地元の商店街をなんとなしに歩いていると、魚屋の軒先で、マグロの解体ショーをやっていた。よくよく考えてみればなかなかグロいイベントなのだが、なぜかこの手のショーは巷で人気なようで、デパートの催事場などで見かけることも珍しくない。牛や馬や豚で同じことをやったとしたら、クレームの嵐になりかねないというのに、その対象がマグロになった途端に大人気というあたりが、いかにも日本的と言えば日本的である。

そんな商店街の片隅で催された解体ショーをしばらく眺めていると、その物珍しさからか、子供連れのママさんが立ち止まって、しばらくそのショーを見学していた。

木乃伊的生活.web-マグロ

折りしもこの日は日曜日。もしかすると地元の人ではないのかもしれない。が、筆者も最初は気付かなかったのであるが、このママさん、その腕の中には「あらぬもの」を抱きかかえている。

木乃伊的生活.web-マグロ

そう、それは虫や小魚などを獲る際に使う網。さすがにこれでマグロを捕まえるつもりはないだろうが、そのあまりに絶妙な取り合わせに、筆者は思わず、苦笑してしまうのであった。是非ともその気概で、マグロ捕獲禁止を訴える似非環境保護団体の外国人でも捕獲して頂きたいものである。


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