2016年5月12日 参議院法務委員会において、いわゆる「ヘイトスピーチ対策法案」が『付帯決議付き』で採択された。男組も数人だが、今日のために仕事を休み傍聴に行った。
あらゆる差別・偏見と闘い、その根絶を願ってきた男組として、与野党全会一致による採択を歓迎する。
同委員会の審議でも多くの議員から指摘のあった通り、法案には様々な問題点が残ることも事実ではある。しかし、ヘイトスピーチが人格を貶め、地域に分断を持ち込み、社会から人間を排除する行為であるとの認識が明確に認められた。
これまで野放しであったヘイトスピーチや差別排外行為が法的整備されることは、画期的でもある。我々はこれを大きく評価したい。
同時に、ヘイトスピーチと闘ってきた全ての人々、多くの苦痛を強いられてきた全ての被害当事者、そして法案成立に尽力してきた有田芳生議員をはじめとする法務委員会委員に敬意を表したい。
今後、審議は衆議院に移され、今国会で成立する見通しである。
繰り返す。これは最初の一歩である。
差別根絶の闘いに終着点はない。
我々は今後も全力で、リアルでヘイトスピーチと差別排外主義と闘っていくことをここに誓う。
男組一同
ヘイトスピーチとたたかう!――日本版排外主義批判/有田芳生

¥1,620
Amazon.co.jp
ヘイトスピーチ 「愛国者」たちの憎悪と暴力 (文春新書)/安田浩一

¥864
Amazon.co.jp
写真集ひきがね: 抵抗する写真×抵抗する声/島崎ろでぃー×ECD

¥1,728
Amazon.co.jp

