Struggle against AML(M3)

Struggle against AML(M3)

急性前骨髄球性白血病との闘病記です

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本日、退院しました。
再発しない限りは、もう入院はしません。
今日という日をどれだけ待ち望んだことか。
ものすごく嬉しいです。

前にも書きましたが、僕がかかってしまった
白血病(APL)は、初期の段階での死亡率が
高い病気です。
脳と五臓六腑全てが出血しやすくなり、
且つ、最初に使用する抗がん剤の影響で
DIC(播種性血管内凝固症候群)という症状も
出やすいとのことで、入院時にこれから
1週間は何が起きてもおかしくない、
と言われました。
包み隠さず、はっきり言ってくれと言った
のは僕ですが、現実は想像を遥かに越えて
いて、目の前が真っ暗になったことを覚えて
います。

最初の1週間は、本当に生きた心地がしません
でした。
訳のわからない薬(薬の説明はあったのですが、
何の薬か全く頭に入らない)をたくさん点滴
され、体の周りはチューブだらけ。
もうダメかもと一時は死を覚悟して、
遺書を書いておこうかと考えたりしました。
朝、目覚めた時、「今日も生きていた。
良かった。」と思ったりもしました。
あの1週間は、一生忘れないと思います。

その山を越えてから待っていたのは、
ご存知のように長い抗がん剤治療でしたが、
幸いにも重篤な副作用も出ず、感染もせず、
ここまで無事辿り着くことができました。

今後ですが、まだ治療は続きます。
白血病細胞は、今の段階でもまだあるレベルで
体内に残ってる可能性があるそうです。
このまま放っておくと、いずれ再発してしまう
可能性が高いので、次は維持療法と言う
フェーズに入ります。
通院しながらAm80という抗がん剤を2週間飲んで、2.5ヶ月休薬します。これで1サイクル。
このサイクルを8回繰り返します。
つまり、3ヶ月 x 8回で2年間の治療になります。
維持療法後は、5年間の経過観察で、それまでに
再発しなければ完治と見なすそうです。
この病気とは、長い付き合いになりそうですが、もう入院はしないので、全く苦にならない
と思います。

最後にですが、無事退院できましたので、
このブログは今回で終わりにしたいと思います。長らく駄文にお付き合い頂きありがとうございました。
facebookやLINEでの色々な励ましのコメントは、ずっと心の支えになっていました。
ありがとうございました。

facebookは続けるつもりですので、
近況はそちらにアップすると思います。
(たまーに。)

では!