ロードずっと戦記
『モンスターハンターポータブル 3rd』 カプコン
⇒ http://www.ebookoff.co.jp/detail/0011211058
『コナミアンティークス MSXコレクション Vol.2』 コナミ
⇒ http://www.ebookoff.co.jp/detail/0000992108
『ロードス島戦記‐灰色の魔女‐』 水野良
⇒ http://www.ebookoff.co.jp/detail/0000720933
12月1日、モンスターハンターポータブル 3rdが発売になりましたね。
秋葉原などではすごい行列だったようで、私世代ですとドラクエ3が発売された頃を彷彿とさせます。
といっても、当時の私はファミコンをもっておらず、MSXというテレビに接続して使用し、カセットテープにデータを保存するという貧乏人御用達のパソコンで遊んでいたものです。(中流階級以上の友人は、当然のごとくPC-88やPC-98をエレガントに使いこなしていました・・・。)
このMSXは、マイクロソフトとアスキーの共同開発によって誕生し、MSとはマイクロソフトの略で、Xは諸説ありますが、現在のDirectX、ActiveX、Xbox、Windows XPというマイクロソフトの”X”好きの先駆けのような名称でした。
MSXを語らせるといつまでも喋っていられるのですが、まず印象に残っているのは『ロードス島戦記』という比較的メジャーなタイトルです。
何が印象的かというと、とにかくロード時間が長い!
恐らく日本のゲーム史上最長のロード時間を誇るのでははないかと思うのですが、敵に出会うたびに1分以上フロッピーディスクがガリガリ回りだし、ダンジョンに入るなどの場面が変わるごとにディスクの交換を要求され、ひたすら円盤が回っている状態。
とにかくゲームをしている時間よりもロードを待っている時間の方がはるかに長いという代物で、『ロードずっと戦記』などと揶揄されていました・・・。
しかし今思い返すと、このゲームを通して忍耐力を鍛え、ロード時間中に宿題や玄関の掃除など日々の課題を遂行することでタイムマネジメント能力を磨き、フロッピーディスクの奏でる”1/fゆらぎ”によって心穏やかな時間を過ごすことができたなと感じています。
現代のキレる若者や小林麻央の旦那様にも是非プレイしてもらいたい、そんな国宝級の作品でした。
限界コストゼロ円市場のゆくえ
『フリー ‐〈無料〉からお金を生みだす新戦略‐』 クリス・アンダーソン
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『テレビは見てはいけない 脱・奴隷の生き方』 苫米地英人
⇒ http://www.ebookoff.co.jp/detail/0010961938
『韓非子』 冨谷至
⇒ http://www.ebookoff.co.jp/detail/0001365284
来月12月10日にソニーが電子書籍端末を発売します。端末の出来栄えはともかく、いよいよ日本語書籍電子化の夜明けぜよといった感じですね。
ベストセラーの『FREE』にもあり、苫米地英人も提唱するように、コモディティ商品の値段は再生産の限界コストまで引き下がり、現代ではそのスピードが半端なく早まっています。
ということは当然、電子データ化できるコンテンツの再生産費用は限りなくゼロ円に近づくわけで、それを前提としたビジネスモデルへの転換は不可避でしょう。
その流れの中で著作権や特許などの知的財産に対する考え方にもパラダイムシフトが起こるとなると、海賊版が横行する中国は、ある意味世界の最先端市場なのかもしれません。
『宋の国に金持ちがいた。雨が降って土堀が崩れた。「すぐ直さないと泥棒が入るでしょう」と息子が言った。隣人もそう言った。泥棒が入って多く盗まれた。息子も隣人も同じことを予言したのに、息子は賢いとほめられ、隣
人は疑いをかけられた。(韓非子・説難)』
立場の違いが善悪の本質であることを見抜いた韓非の目には、アメリカも中国も富の最適配分という方向性においては同じように映っているのかもしれませんね。
ボジョレーヌーボーを通じたデータ変換
『【特典DVD付】神の雫 DVD-BOX』 亀梨和也【出演】
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『ソムリエを楽しむ』 田崎真也
⇒ http://www.ebookoff.co.jp/detail/0000360474
『美味しんぼ <1~105巻セット>』 花咲アキラ
⇒ http://www.ebookoff.co.jp/detail/0011183363
11月18日に解禁になったボジョレーヌーボー。
この時期が来ると今年も終わりに近づいてきたなと感じてしまいます。
「今年のボジョレーの出来は~」なんていう”なんちゃって田崎真也”が増える時期ですが、私もそのひとりです・・。
とはいえ、このボジョレー、その年のブドウの出来を調べるためのサンプル調査のようなものらしく、ボジョレーの評価がその後何十年寝かせたワインの価値を決める大きな要因になるようです。
ラーマクリシュナの“群盲、象を撫でる”の故事のごとく、我々が飲むワインはその年のブドウのほんの一部であるにもかかわらず、それをもって主観的かつ一義的に良し悪しを判断してしまいます。
判断は情報に基づき、情報はデータの変換によって獲得できます。
ゆえに我々も「まったりとしていて、それでいてこってりとしていて、なのにこの鼻腔をくすぐる爽快な風味と、シャッキリポンな喉越しは何なの!」と言い放つ栗田ゆう子のごとく、五感を通じてデータを多面的に情報へ変換
できる、そんな究極のボジョレーヌーバーを目指したいものです。