GWはカレンダー通りのお休みなので、前半と後半でちょっとしたお休みがあるという感じ。どこかに行く予定もないので、気がついたらあっと言う間に過ぎてしまいそうな気がします。

前半でやろうと思っている事は、気になっていた読書の続き。この本の上巻を少し前に読んだのだけれども、どうしても下巻を手に取る事が出来ず、仕事から少しだけ離れるこの時期に読んでおこうと思います。

十六の墓標 下―炎と死の青春/永田 洋子

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今年2月に獄中で亡くなられた死刑囚永田洋子(ひろこ)さんの手記。連合赤軍の元幹部。27歳で逮捕され65歳で亡くなっているのですから、人生の半分というかほとんどを獄中で過ごしたのかと思います。

新左翼運動とは何だったのだろうか。73年生まれの私は、子供の頃に何かの特集などでこの一連の事件の事を知り、確か高校生の頃だったかと思うけれども、”あさま山荘1972”を読みました。

あさま山荘1972〈上〉/坂口 弘

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その頃はもう少しスッと読み進められる事が出来た記憶がうっすらあるのだけれど、書き手と内容が違うからなのか、”十六の墓標”に対しては何度も手に取り...読めず...という事を繰り返しています。

失われた10年だとか20年だとか言われ、そして”未曾有”の震災に遭い...。最初は”失われた”日本になってしまった要因の一つとして70年代安保で挫折した人というか、70年代安保が区切りだったのかなぁなどと考えていたのです。

しかし最近では、そうではなく...思想に傾倒していくそもそもの要因なども合わせて考えていたりもします。何となく自分なりに”こうだったのか!(池上彰テキナw)”というモノを掴みたいのかなと。

73年生まれの第二次ベビーブーマー。おそらく日本では私たちの世代をピークに世代人口が増える事はもうないのでしょうけれども、年齢的にも社会で責任の増していく年代。

だからこそ、何かをもっとやっていかなければと感じたりもします。