こんな気候のときは上に軽く羽織れるものが欲しくなります。
そんなことを考えてたら、ふと以前書いた 【Barbourを洗濯しオイル抜き・臭い消し作業報告】という記事を思い出しました。
あれ以来、私のバブアーがどうなったかを書いていなかったので経過を含め、色々と書いていこうと思います。
まずは一番気になるニオイについて。
明らかにオイルのニオイが強くなっているとか、酸化したようにボロボロになってしまった。ということは全くありません。
オイルっぽさはありますが、カビや埃っぽいニオイは洗濯前の数年に比べれば明らかにいいですし、色味も問題ありません。
こんなかんじです。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20141010/23/nephrotic-syndrom/66/a8/j/t02200293_0240032013093912436.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20141010/23/nephrotic-syndrom/b8/2f/j/t02200293_0240032013093912437.jpg?caw=800)
でもただの経過報告だけだと面白くないので、今回も洗ってみることにしました。
今シーズンも、一度洗濯をしておいて、ニオイを気にせずに着回したいし
『オイルを新たに入れて手入れをする』という意味も込めながら前回と同じではなく別テーマを設けて今回もチャレンジします。
タフな服、バブアーを信じて。余りにも無茶なことをしなければ大丈夫なはずなので、
(前回の経験でちょっと調子に乗っていて大失敗するかもしれませんが)やっていきます。
今回のテーマ
1 元からの色味(オイル)を残す→前回と同じ
2 汚れをできるだけ落とす→前回と同じ
3 手軽に、時間をかけずに洗濯する&オイルを入れる→新
バブアーを洗濯してみよう。と思い立ったのは仕事終わりの帰宅後、夜21時頃。
21時30分位からスタートして、作業時間は2時間かけない(干す時間は入れない)で完了することを目標にしました。
・今回用意できたもの
①アクロンなどのオシャレ着洗い用の洗剤
もっと強い洗剤でもいいのですが、今回は軽めに汚れを取ろうと思います。
適量入れます。
②バブアーのオリジナルオイル
と言いたいところですが思い立ったらすぐにやりたくなってしまう私は今回も家にバブアーオイルがなく、手持ちのワセリンを使用しました。一応これです。→ヴァセリン(大)368g
※前回同様、これではちょっと不安。できればオリジナルがいい。という人はヴァセリンの代わりにバブアー純正オイルを入れるといいでしょう。
これがオリジナルです。
バブアー barbour 純正オイル
③プラスチックの使い捨てコップ
前回は紙コップでしたがオイルを長時間入れてるとヘナってくるためプラスチックに変更しました。下手すると2度塗りは翌日になるため紙よりいいでしょう。ただし電子レンジに入れるので長時間の加熱には注意。
④割り箸
オイルを混ぜるときに使います。
⑤バケツ2つ
洗濯機を使用しないため。交互にバブアーを入れてすすぎをします。
洗濯機だとオイルを落としすぎる可能性があるのと、オイルで洗濯機がドロドロになってしまう可能性があるため。
⑥布
オイルを塗る布です。布切れでOKです。オイルまみれになるため捨てれるもの。
以上です。
・洗濯開始します。
まずは洗剤を入れてバブアーを洗います。
前回は10回ほどすすいだので、今回はその半分で済ませるつもりでやりました。手軽に終わらせたいです。
洗濯後の水です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20141010/23/nephrotic-syndrom/2b/6a/j/t02200165_0320024013093924578.jpg?caw=800)
だいぶ汚いです。汚水です。なんだかんだまだまだ汚れてますね。多分バブアーの性質上オイルにホコリが絡まりやすいのでしょう。1年経たない程度でこの汚れよう。もちろん前回も洗いきっていないので、その分の汚れもあるはずです。洗ってよかった。こんだけ汚いなら普通の洗剤でもよかったかもしれません。
すすぎ1回目
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20141010/23/nephrotic-syndrom/6b/52/j/t02200293_0240032013093925091.jpg?caw=800)
色がちょっと変わりました。汚れと同時にオイルがちょっと抜けてきた様子です。
すすぎ2回目
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20141010/23/nephrotic-syndrom/45/76/j/t02200293_0240032013093925092.jpg?caw=800)
黒というか茶色っぽい色になってきました。劣化したオイルの色でしょうか。
このあと軽くもう一度すすいで水の色に変化がなかったのですすぎ終了。
手で絞り、すぐに風呂場に干しました。
ここまでで開始から約30分
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20141010/23/nephrotic-syndrom/5b/b6/j/t02200293_0240032013093934828.jpg?caw=800)
洗濯水は完全な透明にはなりませんがオイルが抜け切ってしまうのも怖いし、塗り直しも面倒なのでだいたい洗って終わらせます。今回の目的、手軽に短時間で洗濯する、というのは、気軽に今後も洗濯するつもりでいるからです。
干し時間約1時間
この間に使用したバケツを洗ったりオイルを作ります。
(時間があまったので革製品の手入れもしました。機会があったらこんど書きます。)
・前回同様、ワセリンを電子レンジで溶かします。
ほんの少量の水を入れると溶けやすいです。大量に水を入れてしまうとバブアーが乾いた時にオイルの塗りムラができて、再度丁寧に塗り直すことになるのであまり水を入れないほうがいいでしょう。ワセリン10:水1でも多いくらいかもしれません。オイルがトロトロとし出すぐらいの状態になればいいと思います。
写真を撮り忘れたので前回の写真を再利用します。
すみません。
![ネフローゼ4年目のブログ-バブアーホコリ](https://stat.ameba.jp/user_images/20131103/20/nephrotic-syndrom/9a/46/j/t02200294_0598080012737582251.jpg?caw=800)
冷めてくると水とオイルが分離し始めます。ささっと塗るほうがいいでしょう。
案外塗る範囲は広いのでたっぷりとオイルは使用します。足らなかったらまた作ればいいだけですが。。
・オイルを塗っていきます。
前回同様半乾きの状態でオイルを塗っていきます。
脱水せずに、手で絞って干しただけなのに、けっこう乾きます。
オイルも大分抜けてしまったようです。色の薄い部分が半乾きの状態です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20141010/23/nephrotic-syndrom/7d/5a/j/t02200165_0320024013093934829.jpg?caw=800)
布切れ選びについてですが、要らない綿素材の服を切ったものを今回は使用しました。
後で気づいたのですが、オイルをバブアーに塗っているとき布の切り口からボロボロと糸くずが出てきたので今回はそれが失敗でした。
できるだけ糸くずがでないような布を使うといいと思います。
けっこうあっさり目で塗っていきます。塗りこむ感じで。この作業は大変に楽しいです。
バブアーもだんだん乾き出すので、塗り残しなどもわかるし、うまくいきそうな予感がしてきます。
ひとまず完了です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20141010/23/nephrotic-syndrom/f2/59/j/t02200293_0240032013093934830.jpg?caw=800)
これで、一日くらい日陰干しします。(室内干し)
結果干し時間入れて深夜0時に終了です。
本来ならこれで終了のはずだったんですが次の日、起床してバブアーを見ると明らかにオイルの量が足りないことがわかりました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20141010/23/nephrotic-syndrom/c8/ba/j/t02200293_0240032013093942655.jpg?caw=800)
・結局2度塗りすることに。
一度目でケチらずタップリ塗るのも手ですが、塗り込むにつれてバブアーが重くなってきて塗りにくいし、半乾きだとやはり色も濃い部分が大半なので均等に塗るのは難しいようです。経験が足らないのか、洗濯した場合は2度塗りが正解のような気もします。前回も2度塗りをしています。
手軽に、今後も洗濯&オイル入れを継続させていく前提で、室内での作業を考えると、部屋中をベトベトにするのも掃除が面倒ですし、溶かしたオイルを余らせるのも勿体ないです。
先ほども書きましたがこの作業は楽しいので苦にならないし、均一にオイルを入れるためには2度塗りが正解なのかもしれません。
2日目の夜、帰宅後にオイル調合し塗り込んでいきました。
バブアーはほぼ乾いています。
もう洗わずにムラがないように塗るだけにして、明日を待ちます。
次の日見てみるといい感じだったので今回はこれで終了にしました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20141010/23/nephrotic-syndrom/69/9c/j/t02200293_0240032013093942656.jpg?caw=800)
結果
洗濯とオイル入れは成功でしょう。前回と特に変わりなし。
もちろん今後どうなるかはわかりませんが、この前の経験から酷い状態になってしまうことはないと思います。
作業時間
2時間を目指しましたが、2度塗りした分もう少しかかっています。2度塗り後、余ったオイルを色んな箇所に塗り込んだりもしましたが3時間はかかっていません。干し時間は入れていません。
気軽さ
前回に比べたら段取りもよく、手際よく作業できたと思います。
このまま、何度か洗濯&オイル入れを繰り返していって、取れる分の古いオイルを抜いていきたいです。先ほども書きましが、手軽さも重要ですが、やはり洗濯した場合は2度塗りがいいでしょう。
コツ
刷り込むようにオイルを塗っても、どうしても均一にはなりません。しかし乾ききってからバブアーを手で擦って慣らすように触ってると、オイルがいい感じにサラサラになっていき均一にオイルが分散されるようになります。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20141010/23/nephrotic-syndrom/4d/fd/j/t02200293_0240032013093943557.jpg?caw=800)
この記事を読んでいただけるのは大変嬉しいですが、あくまでも参考として。
水洗い厳禁と言われているバブアーを洗濯するならば自己責任でお願いします。
年代や生地、洗い方や乾かし方、環境によって結果は変わってくきますしね。
しかし前回も書きましたが、匂いが気になってタンスの肥やしにしてるぐらいなら色々チャレンジするのも楽しいですよ。いい服ですからね。
※後日談
作業完了後、塗りムラが多少気になっていたのですが、数日置くと安定してきます。
空気に触れだして、古いオイルとも混ざりだした為かオイルの匂いが多少出てきました。
しかし数日経つとオイルのニオイも収まってきます。不思議ですが私のバブアーは前回もそんな感じでした。
次こそはバブアーオリジナルオイルで。
そのときも作業報告しようと思います。