初夏に産まれたデメモロコは順調に成長し成魚と同じ姿になりました。
 
 
 
 
 
デメモロコ濃尾型  孵化後47日目 全長25mm
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
前回の記事では稚魚期は眼径が小さい、黒味を帯びた稚魚斑が出る話をしました↓
 
 

デメモロコ濃尾型の眼径変化。

 
 
 
 
 
全長20mmを超えた辺りで徐々に親と同じ眼と体色に変化しました。
スモールアイや体色異常なら成長してもそのままのはずですが、稚魚期の表現が固定される個体は出ませんでした。
 
 
 
成長した一部の個体を親水槽へ移動。
親に襲われる事もなく成魚は下層、幼魚は中層で群れ棲み分けています。
人工飼料も食べられるようになり一安心です。
 
 
 
数日して幼魚が落ち着いたタイミングで観察してみました。
 
 
 
 
 
デメモロコ濃尾型幼魚の縄張り行動
 
 
 
 
 
群れ行動しつつ威嚇、追い掛け、追い払い行動を繰り返しています。
雌雄関係なく未成熟の幼魚期からこのような行動をするのはとても興味深いですね。
 
コウライモロコも他個体を軽く追い掛ける挙動はしますがここまではやらないですね。
 
 
今回縄張り行動が遺伝する事を確かめられたのは大きいです。