やれるうちにやれることを、がモットーの黒ノ巣ですこんばんは。

今日はWeb更新日。

まだまだいきますよ。

というわけで、今回はさやかファン待望のメインアイテム！

ちょっと危険な形状で商品化を見合わせていたさやかちゃんブレードです！

試作6回、なんとか造型の妥協点を見つけてデフォルメしてようやく完成です。

写真も沢山とったのでだーーーーっとダイジェストで解説します。

基本サイズはマスケットと同じくらいを目指す。

原型が64mm以下になるように設定資料をコピーして挑みます。

まずはブレードを作るんですが細い…そして細かい…。

ブレードの芯の付け根を0.5mm厚に削り上の写真のようなパーツを溶着。

楔型の掘り込み部分になる箇所をワックスペンで溶かさないように注意。

じつはこのブレード部分だけで6回以上作はり直してます。

気に入った形状にならなかったり、失敗したり。

3日目で諦めようと思いましたがなんとか乗り切りました。

ブレードの付け根部分です。

なんだかわかる？これ、美樹プルーンの苗木。

じゃなくて、さっきのパーツの中心のねじだよ。

太さは1mmくらいです。

これをさっきのパーツにブレードが刺さった状態で真ん中にさす。

そして、柄側からワックスペンで溶着するのです。

もしも本物があったらって感じでその通りに作るとリアリティが出る。

鍔のパーツです。

エッジを切り落とした部分の幅は0.5mmくらいかな？

どんなに細かくても設定資料にあるからやるんです！

柄のパーツ。

一本パーツかと思いきや、柄尻のマガジンは本当に作って差し込んでます。

そのあとワックスペンで溶着して削りだし。

接合部分付近の彫り落としは穴をあけて細い円柱に削った芯を入れています。

柄の付け根パーツ。

真ん中の丸いリベットは（今までと同じなので略）

柄のガードです。

このパーツは細すぎてワックスでは不安だったので地金でやる予定でした。

ま、とりあえず彫ってみるか。

と思ったら、なんか出来ちゃった。

しかも、断面菱形の彫りまで出来てしまったので自分でもびっくり。

やってみるもんだなぁ。

そして合体です！！

鍔部分とかちょっと削れてますけど直してあります。

マクロ撮影をしたら贔屓目の薄れた「翌日」に必ずチェック。

肉眼で見えない場所も修正します。

今回は丸カンも刻印も無しなので原型作業はとくに無い。

あ、ブレードに刀匠気分で刃を入れました！

鋳造はシルバーと真鍮各10本。

燻して真っ黒。

そして完成です！！！

一番力入れただけあって流石に自分でも満足な出来。

このクオリティを今後も維持したいです。

革紐専用でビーズのアジャスタを使います。

アジアンカラービーズはいろんなブルーを用意してあります。

■基本仕様

サイズ約62mm

イメージを優先したため刻印はありません。

参考頒布価格

正義の魔刃