◆WEBセミナー 「がんに伴う皮膚障害に対する QOL向上を目指した治療・ケア」
を視聴した。
癌が皮膚障害を起こすケースがあり、その殆どが乳がんである。本日のセミナーも13~16:50まで3時間半、乳がん尽くしのセミナーだった。
まだワシが治療を始める前、FTMが乳がんになり保険適用で乳房切除をした話を耳にした。
うらやましい。
単純にそう思った。
女性ジェンダーで、女性の象徴である乳房を切除するのは耐え難い心身の苦痛だろう。でも、FTMでオペを希望する当時者にとっては、その象徴が苦痛で仕方がない。うなるほど資産も地位もあり、女性系癌疾患予防のために手術をしたアンジェリーナ・ジョリーならいざ知らず。
日本に住む女性がその理由で、乳房切除を保険適用でできるわけがない。だから、戸籍の性別変更前であれば自費で80万くらいのお値段で乳房切除をせざるを得ない。
FTMで、しかも乳がんだから、保険で胸オペをできた。何と偶然のなせる業で、うらやましい。そんな気分である。
◆もちろん、今日のセミナーで症例提示された女性は病気になり、術後障害に適応していかなければならない方々だ。、事情は大きく異なる。
術後の乳房ケアで、循環障害や創部圧迫痛を避ける方法を見ていて自分の術後を思い出していた。
Phalloplasty ALTでは、皮弁が生着するためのオーバーレイは分かる。
形成陰茎の皮弁採取をした左大腿は、1週間の圧迫期間を設けていた。
それを遡る20年前に、胸オペをした。術後、ナベシャツすら着たことがないのに、胸専用圧迫バンドで1週間胸を圧迫し続けたのだ。血腫ができないようにする、という説明だった。
正直、術後は痛くもなく胸周囲の知覚は触覚だけなので、そのまま圧迫し続けた。
し続けた結果、乳頭が壊死した。 乳輪は残っているが、乳頭が消失した、といえばわかりやすい。
今思えば、循環障害でそうなるのは容易に予測できる。
◆ 乳がん術後の症例が複数出ていたが、血腫予防であればドレナージ、そりゃそうだ。
今の乳房切除術はどうなっているのだろう。まさか、あの圧迫が未だに続いているとは思えない。
自分の胸オペを思い出す、日曜午後の3時間半のセミナーだった。
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