皆様こんにちは、スパイク・チュンソフトのプロデュースグループ“超社会人級の新人”鈴木でございます。
本日は引続き、開発スタッフからのご挨拶の最終日になります。
そして私からのご挨拶も最後となります。
今まで、短い間でしたがありがとうございました。
本日までブログを公開できましたのもひとえに皆様のおかげでございます。
また、どこかの機会でお会いできましたらぜひ宜しくお願い申し上げます。
あ、ブログ自体は31日まで続きますので、本日分を含め引続き、お楽しみくださいませ。
さて、湿っぽい?話はこのくらいにして、本日のスタッフがどんな方かといいますと、「企画才能の塊」ですかね。
少々前置きが長くなってまいりましたので、ここから先はご本人にバトンタッチと行きましょう。
こんにちわんこそば。
企画原案/プランニングの菅原です。
記事の内容は何でも良いみたいなので――
「V3開発、マジで長すぎ」
――というグチから始めようかと思います。
販促? 知らんがな。
多くのスタッフは、プロジェクトが立ち上がってからの参加なので、2年前後。
それでも十分長いうえに、僕とかは“企画立案して予算を通す”前からやっています。
小高と僕の二人で、次回作の構想を始めたのが2013年の10月頃。
「ニューダンガンロンパV3」の発売日は2017年1月12日。
つまり構想から発売まで、3年以上経ってる事になります。
3年……
3年あったら、中学・高校生が入学して卒業できるよ。
怖いよ、青春何ページぶんだよ!
そりゃスタッフで結婚する人も出るさ!
誰とは言わないけど、おめでとう!
そりゃスタッフで子供が生まれる人も出るさ!
自分もだよ、おめでとう! ありがとう!
そして全てのチルドレンにおめでとう!!!
………………
…………
……で。
最初、自分は「企画を通した後は、そんなに関わらない」というスタンスでいました。
「嘘(当時は言弾ならぬ言騙)」「議論スクラム」などの天才的アイデアは提供したし、超面白そうな企画書も書いた。
(プレゼンの時に、その企画書が古いバージョンで空白だらけだった時は、変な汁が出ましたね。あれが脳汁って言うんでしょうね)
それに他の新作ゲームも立ち上げようとしている。
だから、V3における僕の役目は終わった…そういうつもりだったのです。
ですが結局、新作と平行して、V3も(むしろガッツリ)やる羽目になりました。
好き勝手に企画書書いて逃げよう、なんて問屋が卸さないわけです。
そらそうよ。
とはいえ、イヤイヤ作ってたわけではありません。
むしろ必要以上にこだわったと思います。
そう――開発が長くなったのは、全ては“こだわり”のため。
この長い開発の間に、V3の要素は大なり小なり変化しています。
テーマは「サイコアメリカン」から「サイコクール」となり…
エグイサル(ちなみに僕が命名)は「マスコット」から「高機動人型殺人兵器」となり…
主人公は「嘘を使うからヒール(悪役)系にしよう」って言ってた事もありました。
そういった変化は、だいたい小高のせ――ではなく、「このゲームだけの驚きと感動を」という、みんなの“こだわり”からです。
それだけの時間が「ニューダンガンロンパV3」には必要だったのだと、今なら分かります。
だから「V3開発、マジで長すぎ」はグチであると同時に、「みんなすげえな」という賞賛の言葉でもあるのです。
………………
…………
……でも、ちょっと長すぎない?
この記事が載る頃には、多くの方がクリアされてるかと思います。
開発スタッフ数年分の“こだわり”が凝縮された「ニューダンガンロンパV3」いかがでしたか?
面白い、面白くない、いろんなご意見、ご感想があるかと思います。
それぞれが真実ですし、感じてもらった事が全てです。
だから、僕から言えるのは、この言葉だけです。
遊んで頂いて、本当にありがとうございました…!
それと、先にも書きましたが、
現在ダンガンシリーズではない完全新作を開発中です!
(そっちでも同じグチが展開しそうですが…)
ダンガンロンパとはまた違う方向で、面白くなりそうです。
(というかすでに面白いです)
ご期待ください…!