*ナビブロ*あなたの暮らしをナビゲートする《ナビケア訪問看護ステーションのブログ》

今秋、奈良県葛城市にナビケア第1号店として

「ナビケア訪問看護ステーションかつらぎ」がオープンします音譜

どうぞよろしくお願いしますビックリマーク

このブログは、訪問看護のこと、健康のこと、スタッフの様子など気軽に綴り、皆様と交流できるスペースにしたいと思っていますので、お気軽にお立ち寄りくださいませニコニコ



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《《ナビケア訪問看護ステーション
クルー追加募集!!》》

先週1週間、地域からの訪問看護の依頼が3件ありました
すべて、がん末期の患者さんの在宅療養支援の依頼でした

自宅で最期を迎えることを選ばれた患者さんやご家族を
あなたの看護で支えてください。
私たちの看護は医療を管理する補助業務ではありません。
一人ひとりの「生き方」を支援する、人の数だけ物語がある、オンリーワンの看護を地域で実践しませんか!

子育て中のママナースもみんなで支え合いながら働くことができます。
ナビケアの子育てナースは皆常勤看護師です。
自分を大切に、家族を大切に、
「自分らしい看護、生き方」を追求しながら、
患者さん・利用者さんの「その人らしい人生」をナビゲートしましょう!

療法士さんも同時募集しています。
入職後すぐにお仕事提供できます。

※人材紹介会社を通じてではなく
是非直接お電話やメールでご応募ください。
人材紹介・派遣に伴う高額な紹介料を
働く皆さんに還元したいからです。
ご自身の想いや希望をご自身の言葉で語ってください!

ちょっと相談、見学もお気軽に。

【募集職種】
看護師・准看護師・理学療法士・作業療法士
常勤非常勤問わず。非常勤は週1~兼務可。
年齢・経験不問

【お問い合わせ・ご応募】
ナビケア訪問看護ステーションかつらぎ
TEL:0745-44-4798
MAIL:info@navicare-marine.jp

在宅の療養者さまが、膀胱の留置カテーテルバッグをベッドサイドにかけている写真です。

膀胱留置カテーテルは、何らかの理由で尿が排出できなくなった時に、膀胱から、尿を出すために留置されます。

カテーテルから排出された尿を受けるための蓄尿バッグは

膀胱より低い位置で床につけず吊るしておく必要があります。

写真では革の持ち手のようなものが付いていますが、これはご家族のアイデアで付け替えたものです。

蓄尿バッグを持って歩かれる事があるので、持ちやすく、またどんなところにも掛けやすいように手芸用の革の持ち手をうまく利用されたアイデアです。

在宅で医療管理が必要な時、私たち訪問看護師は、その方の環境に合わせて最適な管理方法を一緒に考えてアドバイスしていますが、介護されているご家族からいろんなアイデアを頂ける事があり勉強になります。

また、そんなアイデアは他の療養者の皆さんのお役に立つこともあり、在宅療養の輪を時間できるエピソードになります。

利用者さん、ご家族と一緒に在宅療養の知恵を集めていきたいと思います。
(写真がなぜか横向きに。。。😅

ポリファーマシー
薬は毒なの?カスケードの罠
~私の事例から~ 

ナビケア訪問看護 西田です。
昨夜は直診医師研修会にナビケアクルー3人で参加させて頂きました。
学び多き研修会!
研修会で学んだことを実体験も踏まえていろいろ振り返ってみました。

《処方カスケード》
医療職でない方には聞きなれない言葉かもしれません。
処方カスケードとは、薬の副作用として現れた症状にまた新たな薬が出され、さらにその副作用が次の薬へ…という連鎖のこと。
《ポリファーマシー》
という言葉についてはまだ明確な定義がないようですが、私の中では「多剤投与」という認識が強かったです。
多剤投与そのものの善悪ではなく
不要な薬を処方「しなければならない様々な現状」について考えなければならないんだな、と学びました。


ずいぶん前のことですが、私も毒薬のカスケードの罠にはまったことがあります。
初めての受診では治療目標をたてて処方してくれた薬。
目標の期限が来ても一向に症状がよくならず、どんどん「カスケード的に」薬が増えていった事を思い出します。
医師が立ててくれた目標通りによくならないのは自分のせいだとそのときは思っていました。
そしてそのカスケードに歯止めをかけるきっかけをくれたのは薬剤師さんでした。
私が処方箋を持っていくと親身になって生活の事、不安な事をいつも聞いて下さり、処方する前に医師に電話して何度も薬を調整してくれました。
2年目になって、薬剤師さんが他の診療所にかかるようにとアドバイスをくれました。
ところが次の診療所でまた薬が増えました。

それからいろんなことがあり、また別の医師にかかることになりました。
4人目に出会った医師はなんと私の「多剤投与」を初診日に全て打ち切りました。
「病気を治すのは薬ではないし、私でもない、あなた自信が治すのです。あなたにはその力がある」
その時に医師が私に言った言葉です。

大事な大事な薬を全部取り上げられて、私は頼るものがなくなりました。
その時私は思いました。
「私は今まで医師ではなくて薬を頼っていたんだな」。。。

昨日の研修のあと、自分のカスケード時代を振り返り、その事を医師のせいにしていたんじゃないかって思う自分がいました。
なんだ、薬を飲まなくても治ったじゃないか、平気じゃないか!あの苦しみはなんだったんだ、不要な薬を出されて病気にさせられたんだ。  って。。。
私はそう思っていた自分を今日反省しました。

医師のせいではない
薬のせいでもない
そして自分のせいでもない

自分が自分と向き合って自分で選択する生き方、そのために必要なのは?
やっぱり正しい情報、知識かな?
どうすれば正しい知識がより多くの人に伝わるかな?
訪問看護師として、患者さんが自分なりの自分らしい選択ができるようにサポートするために果たすべき役割を再認識。

利用者さんの処方を全て常に把握するのは当然のこと、
その効果、副作用についてしっかりモニタリングして
医師に報告する!
利用者さんが自分で服薬管理が出来るように工夫する!
薬剤師さんと連携する!
重複受診していないか、多科受診している場合の橋渡し!
薬に頼らない予防医療の啓発を利用者さんだけでなく
家族、ご近所、地域にも!
取り組む課題は山積みだあ~

そして私の現在ですが、処方をしない医師のもとに定期受診しています。
頭痛薬さえくれません。まずは頭痛を取り除くストレスコントロールをしてみなさい。
と言われますが~処方がないとわかっているとついつい忙しいと足が遠のいてしまう、先生ゴメンナサイ(^^;